あれから一年。リンク1歳!
一年前の5月9日、壮絶だったユリルのお産。
獣医さんの懸命の難産介助を経て、未熟児で生まれたリンク。
あれから一年。
こんなに弱弱しかった存在が、、、
試行錯誤の人工哺乳で、少しずつ大きく、元気になり、
民宿のお客さんの子供たちからもかわいがってもらい、宿のアイドルのような存在になり。
順調!とおもいきや、突然訪れた病気との闘いの日々。
幾度となく繰り返す病魔とも闘い、
リンクにすこしでもいい食べ物を見つけたくて、獣医さんに教わりながら、草探しに奔走した日々。
心温まる、差し入れにも感謝でした、、
長い病魔との闘いを乗り越え、、、
いまでは、こんなに、、
わかるかな?この足腰しっかりした感じ!!(←親ばか)
ずっと体も小さくて、手足が異様に細くて、おなかだけぽこっとでてて、毛並みも悪かったんですけど、
小柄ながら、手足ががっしりしてきた!
たくましく成長しました!!!
リンク、1歳おめでとう!!!
ユリルと並んだら見間違う感じになってきたと思う。
生まれたときのまだ、蹄がなかった足は、、、
こんなにしっかりした蹄に!
足踏まれると痛い痛い( ;∀;)
ほんとに、強くなりましたよ、リンク。
リンクは、人工哺乳ですくすく育ったあと、何度もひどい下痢で衰弱を繰り返し、そのたびに、落ち込み、せっかくお産で助かったのに死んじゃうんじゃないかという不安で押しつぶされそうになりながら、育ててきました。
下痢のヤギの世話は大変です。
ヤギの体も小屋もすっごく汚れるし、臭いし、ヤギ自体も食欲不振で食べれなければ、みるみる痩せていくし、見ているだけで鬱になりそうになります。
未熟児だったから、内臓も免疫力も弱かったのでしょうか、いくら薬を投薬して日々の世話で改善しようとしても、また再発の繰り返しで、いつまでこれ続くんだろう、、という感じでした。
でも、そんなリンクの育児、看護を経験したから、大変だったけど、ヤギについてなにも知らなかった1年前の自分が、今では、ヤギの人工哺育、お産、牧草についての知識、薬、ヤギを育てるのに必要な環境整備、下痢への対処、などなどいろんなことを知ることができました。
元気な普通のヤギの世話だったら、ただ何となく毎日餌をやるだけで、こんなにも短期間にいろんな経験、知識を得ることはなかったでしょう。
もう、1年たって、やっとこさ免疫力がついたようで、少々の体調不良は自然治癒できるようになりましたし、ここ数ヶ月、一気に見た目もたくましくなりました。
ここまでの道のりをサポートしてくれた二人の獣医さんにも、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
気性の荒いユリル母さんに、頭突き攻撃されて逃げるばかりだったのが、立ち向かって頭突きあいするようになったし(負けるけど)
性格は相変わらず穏やかで優しく、甘えん坊。
人間への頭突きはめったにしません。
私のことが大好きなのか?近くに行くといつも寄ってきて、乗っかって甘えてくるのは、うれしいような、やめてほしいような。。(;・∀・)(ヤギには乗らない)
リンク(=繋がる)、という名前を付けたのは、リンクがユリルのおなかに宿ってうちに来てから、いろんな人との繋がりが増え、生活を豊かにしてくれるきっかけをくれたような気がしたから。
ほんとうに、その通り、この一年、さらに幅広い繋がりが増え、一年前では考えられないような生活を送っています。
今、うちの庭には、ヤギ2頭のほか、ニワトリ10羽、犬1匹が増えて、ちょっとした動物園のような状態になっています(^^)
毎日、ニワトリが産む、生みたて卵をとって、新鮮な卵を食べ、ご近所さんにも分けたり、欲しい人はわざわざ買いに来てくれたりします。
民宿のお客さんにも新鮮な生みたて卵とかわいいニワトリたちとの触れ合いが大好評。民宿の新しい形ができました。
近所の子供たちがヤギやニワトリと触れ合いに遊びに来たり、動物を通じて、新しい出会いやつながりが現在進行形で増えています。
すべてのはじまりは、ふと、何となくヤギを飼ってみようかな、という軽い思い付きでした。
それを思い付きのまま終わらせずに、行動に移してみた。
予想外の出来事がいっぱいいっぱい降りかかってきた。
辛かったこともたくさんあったけど、そのたびに自分の直感を信じて、こうしてみようという思いに従って行動に移してきた。
迷ったときは、後悔しないほうを選んだ。
新型コロナで思うように仕事ができなかったことも、結果的には今の生活に繋がっている。
いつも通り忙しい毎日だったら、こんなたいそうな動物小屋も作ることもなく、ニワトリも、犬もいなかっただろう。
すべては、自分のその時の考え方次第、行動で未来は変わると実感した一年だった。
そのことを教えてくれた、ユリル、リンク、うちの2匹のヤギたち。
ありがとう、これからも、よろしくね(^^)
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