スミス記念堂と彦根さんぽ
社員のブログ(サンライズ出版サイトウ)
9/7(土)は彦根市本町スミス記念堂で『淡海妖怪拾遺』著者・杉原正樹さんの講演会が開催されました。
友人と2人で参加しました。
前半は彦根城の周りに残る近代化遺産について、後半は彦根の妖怪について「近代化遺産としての妖怪」というテーマでお話を伺いました。
講演資料として、「彦根市発の地域情報誌DADA Journal」、「近江・湖東ゴースト ハンティング」、「彦根 近代化遺産遺産マップ」をいただきました。
「彦根 近代化遺産遺産マップ」はスミス記念堂の開館時に配布されている資料です。小社の最寄り駅「近江鉄道鳥居本駅」も掲載されています。
この日は友人と一緒に駅で自転車を借りていたので、講演のあと、「あしがるノイエ」さんへ行きました。
江戸時代の足軽組屋敷が数多く残るエリアに建つ明治時代の古民家をリノベーションしたコミュニティスペースです。
足軽の住まいは藩によっては長屋の場合も多いですが、彦根藩の足軽屋敷は庭付き一戸建てで、小さいながらも武家屋敷としての体裁を持った屋敷が残っています。
そんな旧彦根藩足軽組屋敷でローチョコレートを販売、カフェを併設している「ハレトケト」さんへ。
庭が見渡せる席でチョコレートドリンクとケーキをいただきました。
庭の松の木を見ながら、杉原正樹さんの講演で聞いた、失われてしまった松の話を思い出しました。
県立盲学校が彦根市立図書館が建っている彦根市尾末町にあった時、ヘレン・ケラーが松の記念植樹を行ったのですが、松の事は盲学校移転時にわからなくなってしまったと聞きました。
記憶は残そうと思わないと残らない。講演会で聞いた言葉を考えていました。
続いて「山の湯」さんへ。
閉業した銭湯の建物で元女湯で本屋さん、元男湯でレコード屋さんが営まれています。週末には面白いイベントも開催されています。
山の湯さんでは『明治の旧彦根藩士たち』を販売いただいています。彦根城下地図を収録。旧跡をを辿ることができます。
山の湯さんの前には銀座商店街へ続く道があります。
ここにはかつて「ノムラ文具店」がありました。
「ノムラ」のレタリングは小社の創業者・岩根豊秀が書いたものです。
残念ながら閉店されましたが、今もシャッターや看板を見ることができます。以前、小社発行のデュエット104号でノムラ文具店の特集をしました。
山の湯さんの横の道を進むと彦根城の外濠遺構があります。
次は「外馬場公園」へ。
コンクリート製の卓球台を見に行きました。
この卓球台も杉原正樹さんのお話に登場。ネットの部分までコンクリートで作られているのは彦根の台だけだそうです。
「金亀会館」の横を通ったので記念撮影。
金亀会館は『明治の旧彦根藩士たち』に登場します。
最後は中央商店街にある「ななばけ」さんへ。
今日は杉原さんの妖怪のお話を聞いたので、おばけパンを買って帰りました。
彦根城の周りには近代化遺産や旧跡がたくさんあります。駅前で自転車を借りたり、バスで巡ることができます。秋のお出かけに彦根はいかがでしょうか。
10/6(日)とりいもと宿場まつり
10/12(土)・13(日)足軽組屋敷特別公開
10/19(土)近江鉄道ガチャフェス(大人は1日100円で近江鉄道全線乗り放題)
10/27(日)神社酒場(護国神社)
などなど。
秋の彦根はイベントが盛りだくさんです。
みなさまのお越しをお待ちしています。
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