最近の話

コロナウイルスの感染防止措置として、様々な活動の自粛要請が出ている。

先の見通しが立たないことに苛立ったある人が「震災のときみたいになっているんだよ」とぼやいた件について、この場を借りて物申したい

確かにこの状況がいつまで続くのだろうか、という重たい空気は震災直後に似たものがあるだろう。
しかし震災直後の「自粛ムード」って、被災して心に傷を負った人が大勢いる中で花見とか宴会とかどうなのよ、不謹慎じゃね?みたいな感じだったのではないのだろうか。
当時わたしは高校生でした。
関東でも多くの卒業式はなくなってしまったけど、入学式は実行されたと思うのです。

今回起きているのは、「目に見えない何か」によって「行動が制約」されるストレスが「いつまで続くんだろう」感。
(目に見えない何か、という表現をするとどうしても放射能物質の存在が浮かんでしまうのだけど、話がズレてしまいそうなのであえて触れません)
それに加えて、私たちは行動を制約したにもかかわらず感染者は日々増え続けているという報道を目にする。
しかも毎日。増えてるし。
そのたびに「どうしたらいいのか」という圧倒的な無力感に苛まれてしまうのだと思う。
当てはまらない人もいるだろうが、私は今、そんな感じだ。
そして、これはただ震災直後と同じ感覚では絶対にないということも、改めて強調しておきたい。
ある人にむけて、直接こんな話できるような相手じゃないからここに残す

新型ウイルスという「目に見えない何か」と戦う医療現場は想像以上に修羅場なのだろう。
感染者の中には医療従事者も多いと聞く。。。
専門知識はないし薄い言葉になってしまうのだが、もっとその人たちの姿が報道されればいいのにな、と思う。
あの日、つまり震災直後は、自然の力を前にして圧倒的無力感は確かにあった。
それでも私は少しずつ頑張ろうと思えたのは、ボランティア活動に参加する人の姿や、行方不明者の捜索活動にあたる自衛隊員の姿に力をもらっていたからだった。
医療現場に取材が入ることの難しさは当然あるだろう。
だからこそ試されている。
私たちの持ちうる想像力だ。
まずは身近な人から思いやる想像力で、この状況を乗り越えていくことはできないだろうか

仕事やプライベートの約束がどんどん白紙になって、絶対と思っていたオリンピックもついに延期になった。
延期になって改めて私が思うのは、やはりみんなオリンピックを一つの区切りにがんばっていたんだなということだ。
例えるなら、フルマラソンでゴール目前にして実はあと100キロ先がゴールなんだよねーって言われたような感じがしてしまったのは私だけですか。
大袈裟?
みんなどうやってモチベーション維持していくのですか

あまり先のことは考えすぎずに、今できることをひたすらにやるしかないのですか。

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