教育実習が最悪だった件について ー教育現場④ー

こんにちは😀

今回は私の教育実習の思い出を語ろうと思います。

タイトルに結論が書かれていますね。そうです。最悪でした。

教育実習に行くのは基本的には大学4年生の時で、3年生の頃に教育実習の申し込みをしにその学校に行きます。まあ大抵は母校ですが。

まずは申し込みに行った3年生の頃の話をします。

まず、こちらから時間をいただいてくださるわけですから、失礼のないようにしよう、と思い、服装も言動も行動も気をつけようと心がけていました。

学校に行き、「久しぶりやなあ」って思い、面談室に通されました。

すると、担当の先生がやってきました。

早速、高圧的な態度を取られました。「君、確か、予備校講師になりたいんだよね?なんで来たん?来る所違うで?教師になりたい人にしか対応しないから。」と。

そしてその先生は、「まあ大学の付き合いってのもあるし、引き受けないわけにはいかないんだけどね。でもそんな中途半端な気持ちで来る所ちゃうからな?舐めんなよ?」と言われました。

正直、イラッとしたものの、免許が欲しかった私は、「それまでに精進して参ります。」と言い、面談を終えた。

翌年、実習前のミーティングに参加。そこで他メンバーと対面。するとまたやってきた高圧教師。「えーまあ教育実習は我々教師からしたら邪魔みたいなもんやからね。ちゃんとやってもらわんとあかんよ?あれ?君、確か、予備校講師になりたいって言ってたんよね?なんで来たの?」とまた。私はこの場しのぎで「1年で気持ちを改めて参りました。」と元気よく答えました。「ふ〜ん。まあみんなしっかりやってもらうからな。」

担当の先生の挨拶に行ったところ、先生A(女性・クラス指導)と先生B(男性・教科指導)だと知らされました。先生Bは知っていたので、すぐに話ができました。先生Aはその日に初めて知り、クラスのことについて話をしました。

私は1年浪人をしていたので、1つ年齢が下の実習生が多かったです。塾の経験もあり、1つ下の後輩だったこともあったので、できる限りフレンドリーに接しようと思い、そこで何人かと話をしました。その内の1人がめっっっっっっっっっっっっちゃ腹が立つ女性でした。「何?私に絡まんといてくれる?」というような冷たい態度を取られました。一応、俺の方が年上やぞ?とは言いたかったが、浪人した身なので溜飲することにした。その癖、他の年上の先生には普通の態度をとっていましたので、余計に腹が立ちました。

そして実習が始まりました。2年生の特進コースのクラス指導に当たりました。生徒みんな元気よくフレンドリーに接してくれました。とても良い子たちだなあ、1日でも早く名前を覚えてあげたいなあ、と思いつつ、実習のため、授業見学に行ったり、指導案を書いたり、プリントを作ったり、板書ノートを書いたり、とほぼ休む間なく活動しました。

ただ、面倒だったのは、「実習報告書」という書かないといけない書類の記入でした。大して良い授業していない先生を見てもヨイショしないといけなかったし、「マンツーマン」と書いたら、「マントゥマンやろ!」とケチをつけるところがしょうもなかったりと、とにかく、粗探しされました。今思えば、本当に理不尽で、こんな卑屈な人間がいるから教育実習生は嫌になって教師をしないんだろうなあ、と。普段のストレスのはけ口にされている感じがします。

時間が経つにつれて、先生Aから「先生も何か喋って」と言われて、「こいつバカか?」とすぐに思いました。何を話すんだよと心の中で思い、それを聞くとねちこく言われると思い、自分が大学でしている勉強について語って「こんな感じの授業があるんだよ」とオチをつけても、後から裏で「オチひどない?」と言われました。…まあそれに関しては私の落ち度でもあったが、とにかく、自分の説明が完璧だと思い込んでいて、いかに自分の伝え方が悪いかわかっていないから、俺がこうなっているんだろ?っていうのがわかっていないようで残念でした。

また、先生Bからも課題で「関係代名詞理論」について、私が即答して答えたものの、「いや、それは違うな」とドヤされました。他に何かあるんか?と思い、考えながら、他の事で忙しくしていた中、お世話になった先生C(女性・英語)が「私の授業を代わりにやってみない?」とお誘いを受けました。他の実習生も担当外の先生の授業も代わりに授業をしているのを聞いて、「え?いいんですか!?ありがとうございます!!」と嬉々していたのをいまだに覚えています。

そしてその授業を終えた後、先生Bが鬼の形相で私のところに来て、「お前!なんで俺以外の先生のところに授業行ってんねん!?」と説教。さらに捲し立ててきて、「そういやお前調べとけって言ってたさっきの課題!なんでそれをほったらかしにして授業にいっとんねん!」とボコボコに言われました。流石に意味わからなさすぎて謝ることしかできませんでした。(先生Cがその説教後にフォローしてきてくれた。来てくれなかったら、マジで精神的に死ぬかと思った。流石に泣いた。)

実習室生との関わりも最悪でした。他のメンバーの授業見学に私は積極的に参加はしたものの、誰1人も私の授業見学に来てくれず、お願いしても口だけ返答。最悪だった。雰囲気も悪く、居場所が狭く感じ、一刻も早く1日が終われと思っていました。

後日、先生Bの所に行って謝罪をし、課題も調べたがわかりませんでした、と素直に答えると、ようやく口を開いてもらい、その関係代名詞の話をしました。「俺が言った解答とほぼ一緒やん!」と内心ガチギレ。しかもドヤ顔でそれを言っていました。しかも、その説明が「〜だから、と俺は聞いた」と「こいつ今まで英語のこと舐めてきたんか?しかも証明となる説明も不十分やんけ!」と呆れてものが言えませんでしたが、「なるほど、ありがとうございました。勉強になりました。」と愛想よく返答をしました。

そして、実習も終わりに近づくと「研究授業」というものをしないといけませんでした。指導案を書いて、プリントを用意して、色々準備を進めていました。その研究授業ですら私のところに来る実習生はおらず、結局来たのはベテランの先生だけ。ためになるアドバイスもあれば、「研究授業でグループワークはないわ〜」みたいなことも言われ、知るかボケ。

私自身、容量が悪く、でも不器用なりにも一生懸命に3週間を過ごしました。しかし、最後に先生Bに「お前のようなクソみたいな人格が教師なんかやるな!予備校講師の方がよっぽど向いとるわ!」と言われ、なんかもう、酷かった。泣きました。

私は我慢強かったので、ずっと我慢していました。何言われても泣かないように頑張っていました(先生Cの優しさには本気で涙を流しましたが)。でも最後にそれを言うのはひどいでしょう?

私は昨日YouTubeで高知県の高校で実習生にパワハラをしていた事件の動画を見たときに、このことが一気に思い出されました。

叱ればいい、叱られればいい、確かに今のベテランの先生方はそういう教育を受けてきたため、叱ることが当たり前のようになっているんだと思います。

しかし、子供は自分に似ると言われるように、教えるということは、それだけ相手も同じように似るようになってしまいます。

つまり、根性論。この悪しき伝統で生まれ、それしか知らない可哀想な世代により、またそれが引き継がれていくのを見ると、本当に教師なんか誰もやらなくなります。お前の部下や教え子は奴隷でもサンドバックでもないぞ。

私はこんな教育実習を受けてきて、今振り返ると、本当に酷いもんでした。私は彼らのようには絶対にならないようにしようと強く決意し、後輩や部下や生徒に何かお願いを聞いてくれたら、必ず感謝するようにしています。決して生徒にあたるような最低な行為はしたくないです。そして滅多に叱りません。逆に怒らせるのが難しい先生になりました。

現場から離れて3年近く経ちますが、時代が少しでも変わってくれていて良かったと思います。もう母校には幻滅しましたし、これからは正しい教育をしていきたいと思います。いい意味で反面教師になりました。まあそんなつもりは向こうにはなかったと思いますが。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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