見出し画像

来年の漢字を決めた瞬間から見える景色が変わった


だんだんと寒くなってきて
次の年のことを考え始める師走。

来年の漢字を決めるとその年の指標になっていいよ、とそんな話を聞いたので何が良いかなと考えていたのですが
意外とすんなり「協」という字が出てきました。

〖協〗 キョウ(ケフ) かなう
1. 力をあわす。あわせる。 
「協力・協心・協同・妥協」
2. 調子があう。かなう。やわらぐ。和合する。 「協和・協調・和協」

なんて意味があるそうです。

作家活動は1人でおこなう孤独なものが多い。
それゆえなんでも1人でやっていかないと、という決め込んでしまっている部分もあったかと思います。
自分の想うものをつくり届けていくという点はこれまでと変わらないのですが、もっと1人で抱え込まず信頼できる誰かにお願いをする。
お願いすることでまた、わたしから返せるものは何だろう。
その方法と互いに広がる可能性を模索する一年にしていきたいなあと思いこの漢字を選んでみました。

これを決めてから年が変わるのを待たずして、「今がこのタイミングなんじゃないか」とはっと気づいた瞬間がありある方にお願いすること、協力してもらうことを決めました。

その方とは以前同じアパレル会社で働いたことがあり、販売の接客をしたりDMやポップの製作をしている方でした。イラストや動画製作などデジタルものに強く、センスの良さやデザイン力がある方だなと私にはない才能に憧れていました。
お互いに子供ができたことで会社から今は離れていたのですが、久しぶりにランチしたいですねと連絡を取りあい会うことに。
それは只々久しぶりに顔を見て楽しくおしゃべりしたいなと思ってのことでした。
しかし会うのが決まってからすぐに「そうだこの方にお願いしてみたい!」とひらめいたのです。
なぜもっと早くお願いしたいと気づけかなかったのか!と自分の気づかなさに呆れもしましたが。
自分の意識がどこに向くかで、見える景色がこんなに変わってくるのかと驚いた体験でした。

今その方にお願いしているのはブランドのロゴ製作です。
デザインをどうするのか印刷会社はどこがよいのか、秋頃から約3ヶ月もんもんと私の頭を悩ませていたこの問題。
あまりに悩みすぎてちょっと横に置いておくも時間はどんどん過ぎるばかり。
あまり私の頭の中でこねくり回してぐるんぐるんと考えこみ、唸りながら絞り出して考えたものより、知識も経験もある方が提案してくれたもののほうが、そのロゴ自体に“良い気”がのっていてブランドを良い方向へ導いてくれるんじゃないか、そんなふうにも思ってお願いすることにしました。
ヒアリングをしていただき少しずつ製作を進めています。誰かと一緒に何かをつくっていく工程はとてもワクワクするものですね。

こんなふうに少しずつ動き出した流れを逃さないように、でも逃さないよう必死になるのでもなく、
ゆったりと流れにのるようにして「協」という字と共に一年間を過ごしていきたいなと思っています。


さてさて来年はどんな年になるのでしょうか。
ひとまず残りの2022年を穏やかに過ごしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?