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育休は喜怒哀楽に満ち溢れている

(サムネの写真は奥さんが病院からおかえりした時の飾り付けのほんの一部です)

育児休業を1か月間取得しました。
貯金も少なく私だけの育休手当では金銭面の不安があり、1ヶ月間と短期間の取得です。スピード結婚や家と車の購入と、人生の選択肢を直感で選んできた結果で、人生設計のミスです。

また、私と奥さんはゆとり世代で、Z世代に片足を突っ込んでいます。
子供を持たない同年代も増える中で、結婚して子供を授かることがどうなのか、このnoteで伝えられればと思います。

育休中にやったこと

参考情報として載せておきます。
自己満足の思い出話なので、読み飛ばして大丈夫です。

朝昼晩の料理

自宅に砥石を常備し定期的に包丁を研ぐくらいに料理が好きです。育休中の食事の70%は私の手料理でした。
残りの15%は冷凍食品や出来合いのもの、15%は外食のテイクアウトです。3回くらい奥さんの手料理です。
母乳とミルクの混合育児のため、母乳が増える食材や添加物を私が気にして料理していました。高校の家庭科の授業で食材の栄養を考えて料理していたのもあり、1日を通して栄養面でバランスよく献立を考え非常に楽しかったです。

また、料理に伴う洗い物に関しては基本は私でしたが、奥さんが気づいた時にやってくださり、結構嬉しかったです。(私は洗い物が面倒だと思うタイプです)

参考情報として、ミニトマト・キウイ・とうもろこしなど、使いやすく調理が楽な食材を複数持っておくと、副菜として添えやすく便利です。
とうもろこしがちょうど旬で、3~4日に1本以上を出しました。

掃除

週1くらいで掃除機とドアノブなどの拭き掃除をし、赤ちゃんのいる空間はキレイに保つようにしていました。が、家にずっといる関係上かホコリが想像以上に溜まりやすく、週2でやるべきだったと反省です。

洗濯

新生児の期間は洗濯物を分け1日に1〜2回、29日目以降は大人の洗濯物と合わせて1日に1回でした。6月は猛暑日が多く、干す作業で体力を奪われやすかったです。

買い出し

毎朝近所スーパーの5軒のチラシを見ながら、広告の品を買いに空いた時間に買い出しをしていました。コストコで購入したお肉と魚が冷凍庫に余っていたので、野菜や不足した日用品の購入が多かったです。
また、赤ちゃん用品で必要なものを買いに行くことも始めの頃はありました。

スーパーによって品揃え・値段・美味しさ・痛みやすさが異なるので、安さ以外の情報もメモしておくと、料理の美味しさが上がります。
地元野菜を販売するスーパーでもあり、地元野菜を買うこともありました。キノコやインゲンなど、いつもだと買わない食材を楽しめたのもよかったです。

赤ちゃんのお世話

奥さんと担当を分けることはせず、ミルクもオムツの交換も抱っこも夫婦でやっていました。ただ、沐浴は力仕事ゆえ私の担当でした。

睡眠がまとまって取れず1~2時間睡眠を複数回でも大丈夫だったのは、同人活動で睡眠不足に慣れていたおかげだなと思います。

たまたま奥さんも短時間睡眠で大丈夫な人で、夫婦ともに昼間も夜間も起きている生活でした。しかしながら、可能なら夫婦それぞれが睡眠をまとめて取れるように事前に決めておくと良さそうです。

1時間〜3時間おきに何かしらのお世話が必要で、1日の半分近くは赤ちゃんのお世話だった気がします。

調べ物

沐浴(赤ちゃんのお風呂)の仕方や、赤ちゃんの健康状態(斜視や乳児湿疹、ミルクの間隔など)を1日1時間以上は調べていました。
ただ、健康状態に関してはお医者さんに相談するまで必要以上のことはせず、インターネットの情報を鵜呑みにして不安にならないようにしました。

お出かけ

2週間健診、お宮参り、1ヶ月健診、1ヶ月後の散歩やショッピングモールなど、チャイルドシートに乗せたりベビーカーを押したり、また外出先でのオムツ交換(授乳は授乳室が男性禁止のため不可)をやりました。
特にショッピングモールに出掛け他の家族を見る中で、私もパパなんだと自覚が強くなったと感じてます。

その他

お祝いで頂いたものの整理や、内祝いの用意といった必要なことから、息抜きの読書やゲームなど、1日2〜3時間ほど余裕あるタイミングでやりました。

本題

育休を取る前は、泣いた赤ちゃんは抱っこで泣き止み、3時間おきにミルクをあげ、話しかけたら笑ってくれるものだと思ってました。あまりに滑稽な想像です。実際には

なぜ泣いているのか分からず30分近く息子を抱っこして部屋を歩き回ったり、
飲んでから1時間で目を覚まし泣き始める赤ちゃんを泣き止まそうとしたり、
話しかけたり目線が合わないか色々試したり、
息子におしっこを噴射されズボンが濡れたり、
夫婦のご飯ができたタイミングで泣き始め、冷めるご飯を食べたり、
やっとの思いで寝たかと思い布団に置いた瞬間にワンモアで泣き始めたり、

息子のお世話はあまりに大変すぎました。

喜怒哀楽の実感

そんな育休生活は多くの喜怒哀楽で満ち溢れていました。
全ての感情が、一人だけでも夫婦だけでも得られなかった大切な思い出です。

喜の日常

か弱かった泣き声はたくましく、
細々としていた身体はボンレスハムのようになり、
身長は1ヶ月で7センチ近く伸び、
息子の成長に「喜ぶ」1ヶ月でした。

育休をとって毎日赤ちゃんのお世話をしていたからこそ、無事に大きくなる息子の成長に大きな喜びがあったと思います。

怒の日常

私も奥さんも泣き止まない赤ちゃんに疲れ、どうしてもイライラすることがありました。
奥さんとの1年半の付き合いの中で、他人に対するイライラを大っぴらに見せ合うのは初めてでした。

そんな「怒り」の感情を理解し合うことも、どちらかがイライラしたときに交代できるのも育休が取ったからこそだと思います。
もし育休を取らずにいたら、泣き止まない我が子への怒りを理解してあげることも、怒りを支え合うこともできなかったでしょう。

イライラしないようにできれば最善です。でも、睡眠不足で何をしても泣き止まない赤ちゃんを目の前にすると、どうしてもイライラする時があります。その時に夫婦で互いに支えることが大事なのだと思います。

哀の日常

赤ちゃんのお世話をする中でうまくいかないことだらけで、失敗するたびに哀しい気持ちになりました。
例えば、オムツの漏れ防止を立て忘れてうんちがオムツから漏れていたこと、赤ちゃんが欲しがっていると思い必要以上にミルクを上げていたことです。
特に赤ちゃんは自己表現をできないので、泣いている時にどうしてかちゃんと分かって上げられなかったことには、強く哀しみを感じました。

赤ちゃんにごめんねと何回言ったのか覚えていないくらい、たくさんの哀しみに溢れていました。

楽に日常

息子の変なポーズや変な声を奥さんと楽しみ、
息子が腕の中で安心しているのを楽しみ、
いろんな人から可愛い子だねと言われ楽しくなり、
楽しいは一番溢れていました。

育休にやったことに書いたように、仕事をしていたら平日の昼間にはできない買い出しや手の込んだ料理も楽しかったです。

赤ちゃんのお世話に慣れていなかった始めの頃はとても長く、10日間が1ヶ月に感じるほど大変で、怒と哀に溢れていました。「仕事の方が10倍楽だ」と奥さんにぼやいていたのも覚えています。
しかしながら、育休が終わる6月末には、もし金銭が十分にあれば育休を延長したかったなと思うほど、喜楽に溢れた毎日です。

息子へ、産まれてきてくれてありがとう。

蛇足

「独身だったら今は何してたんだろう」「たぶん全然楽しかっただろうね」と奥さんと話すほど、今の時代は娯楽に溢れています。
そんな時代で結婚し子供を持つ選択をした結果、独身時代と比べて充実しているのか今でもはっきり分かりません。
それでも、1ヶ月の間の様々な感情は私を成長させてくれたと感じてますし、子供を中心に回る世界はとても楽しいです。

思い出せば、子供は3000万円のガチャという言葉が流行った時期もありました。お金だけで子供が育つなら苦労しないなと笑える言葉です。「ブラックジャックによろしく」という漫画には

リスクを背負う覚悟がないのなら子供なんて作っちゃいけないのさ

https://densho810.com/free/

というセリフがあります。読んだ当時は「ふーん」としか思いませんでした。子供を迎え入れた今ではお金よりも、リスクを背負い子供の人生に責任を負う必要があるんだと、強く強く心に刻まれるセリフです。

育休が終わる

感謝

育休を取得するにあたりサポートしてくださった労務の方、引き継ぎなど多方面でスムーズに育休を取れるように配慮してくださったチームの方のおかげで、育児に集中することができました。この度はありがとうございました。

ミッションに向けて

育休を通して私の中に「息子を愛し育てていくこと」の新しいミッションが生まれました。note社はフルリモートでフレックスという仕事環境を用意してくださっており、note社のミッション「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」と両立して達成できるよう励む所存です。

おまけ

買ってよかった育児グッズ3選

抱っこ布団。抱っこしたまま寝かしつけして、床においても背中スイッチで起きないです。

西松屋の1000円くらいベビーバスを使用して片手で赤ちゃんを洗っていましたが、セールで購入したベビーバスが非常に良かったです。両手を使えること、浮き輪のような柔らかさで赤ちゃんがぶつかっても大丈夫なこと、メリットがたくさんありました。

母乳を保存できるパックに入れることで、私でも必要な時に母乳を上げられて大変便利です。

長い駄文を最後まで読んでくださった方へ。息子の成長記録の写真をどうぞ。

すくすく育ってます。歴史上、一番可愛いです。

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