好きじゃない…そう、好きじゃないんだけどね

生き物全般が好きな私でも、
やはり苦手なものもいたりする。
足が百本もないくせに「百足」と書く生物を
私は天敵だと思っている。

いくら私が苦手でも、
彼らには彼らなりの役割があって、
分け与えられた命がある。
それは十分すぎるくらいわかってはいるのだけれど
それはそれとして、私はハッキリ言おう「好きじゃない」と。

それにしても、苦手なものはどうしてこうも目に付くのか
遭遇するのか…
不思議という言葉では片づけられないほどである。
なんとなく視線を感じる…振り返れば奴がいる
あ、ドラマになっちゃうかww
そう、振り返ると壁に大きな百足。
庭に出て歩いていると、三歩先に急ぎ逃げる百足。
私には百足を引き付ける何かがあるのだろうか…。

家の中で、なるべく彼らと遭遇しないために
いろんな手段を取っている。
家の周りには百足除けの粉を撒き、
サッシの隙間から入られないように百足除けスプレーをしたりする。
時々、百足語が話せたらどんなに良いだろうと真面目に思う事がある。
「家の中に入ったら殺されるよ。」
「外の方が食べ物がたくさんあるよ。」
彼らに教えてあげたいことは多々あるのだ。
研究者は「家の中に百足が入るのはクモなどを追って…。」とか
「家に入るのは家の中のクモなどを食べる為です。」
なんてことを言っているが
私としては、これはどうも納得できない。
何をどう考えたって、外の方がエサはたくさんいるのだから…。
で、ここで百足語が役に立つ。
「どうして家に入るの?」と。

キライだ、好きじゃない、
そう言っても、何故か観察してしまうのが
生物好きなサガなのか…。
「きもっ!」
と、思いつつも言いつつも
退治した彼らが息絶え絶えで裏返っていたりすると
色白だな…とか、
口がきもすぎる…とか、
見なくていいのに見てしまう。
ま、脚の本数までは数えないにしても、
節足動物らしく節が多いななんてことを思ってしまう…。
ホントやだ(笑)

昔、武将の兜の前立てで、百足をつけていた人は割といるようで、後退りしないことが気に入られていたようである。
もし、私が武将でも、これだけは勘弁。
自分の頭に、いくら飾りといえども、
彼らが居ることを考えたら戦うどころではない。
あ…
彼らは足がたくさんあるということで
お金(御足)持ちと考えられ、縁起物であったりもする。
確かに、私の夢に彼らが出てくるとお金に恵まれるという
嘘か誠かわからない現象が起こったりするにはする。
う~~ん、この際、あまり大っぴらに彼らが好きじゃないと言わない方が良いのだろうか…。

「#生物がすき」のお題に反した内容だけど、
でも、ここはやっぱり生物が好き♡

ちょっと悩むお年頃の私だったりする(笑)

#生物がすき

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