0304日経より所感


「あえて非正規」若者で拡大 10年で14万人増 「やむを得ず」は半減 処遇や社会保障、新たな設計必要
非正規の働き方をあえて選ぶ人が増えている。25~34歳のうち、都合の良い時間に働きたいとして非正規になった人は2023年に73万人と、10年前より14万人増えた。「正規の職がない」ことを理由にした非正規は半減した。正社員にこだわらない働き方にあった処遇や、社会保障の制度設計が必要になっている。
 都内で働く25歳のある女性は大手IT(情報技術)企業の正社員から、非正規社員として音楽業界に転職した。「多少給料が減って安定しなくても、やりたいことを追求したい」
→世の中もだいぶ変わってきたと思う。
仕事に関する価値観が変わり、やりたいことを追求する人が増えてきた。
転職市場が活性化し流動性が高まり、企業の生産性が向上、経済効果も出てきている、、という繋がりはまだまだら感じられない。
正規、非正規という呼び名はすでに時代遅れかもしれない、が、なんと呼べば良いのか?
共働き家庭の片方が非正規になる人、特にやりたいことがないから非正規になる人、やりたい夢に向かって今は自由な働き方をしたい人、すべて非正規、でひとくくりになっているが、実際に懸念すべきなのは特にやりたい事もないタイプだろう。
昭和世代は特にやりたいことがなくても、会社に就職して、サラリーマンとして生計を立てていき、家庭を築き紆余曲折しながら生きてきた。
今の世代は、それでは心許ない、何かやりたい事のために今は非正規、という事が大事なのかもしれない。
昔より自分の生活や価値観は大事にするが、それを大事にしすぎないことを学ぶのも社会の役割でもあったのではないか。
価値観を大事にしすぎる行く末は昭和の頃よりも潜在的な格差社会を産んでいるような気がしてならない。


理想を求めて(1)AIに善意は宿るか 恐怖の曲線「父」の憂い(テクノ新世)
ヒントン氏はAIのリスクについて気兼ねなく発言するため、約10年間所属したグーグルを23年に退社した。AI兵器の開発や使用に対する抑止力はあまり機能しておらず、人類にもたらす脅威は「原爆を上回る」と危惧する。
 ヒントン氏は人類の存亡を左右しかねない技術を自ら生み出したことについて「後悔はしていない」と語る。「人類の誰もがAIに支配される未来を望んでいない。その事実が、AIの規制に向けてあらゆる国が足並みをそろえる共通の土台になる」と望みをかける。
→軍事使用されてる以上、各国が足並みを揃える、というよりは足並みを揃えないと成り立たない。テクノロジーをつかんだ国が今後の主導権を握るのだろう。
昔は大量の技術者を集めて、と言うことだったかもしれないが、今はおそらく数名でよく、どちらかというとインフラの整備の方が大事なのではと思う。
問題は、技術レベルがその域に達している、というよりも、ヒトがそれを生み出せる方だ。
国、企業、組織、誰が関与してもできてしまう世界が目の前にきている。
倫理観だけで規制できるほどヒトは高度にお互いを理解しあっていないし欲望はどこまであるか分からない。


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