「あなたを全部をうけいれます」来世ではちゃんとします!で考えたこと
くだらないドラマが好き
テレビドラマをあまり見ない。放送時には。
どんなものがあってるかもよくわからないし、テレビをつけてることによって入ってくるニュースや嘘につかれるから。
でも昭和40年生まれのテレビっ子としてはテレビドラマに影響をうけて育ってきてることも事実。そんなとにオンデマンドで放送してくれるサブスクはとても助かる。
「来世ではちゃんとします」っていうドラマが3シーズン目にはいった。5人のセフレを持つももちゃんと、会社の同僚たちのコメディで「セックス」に右往左往する姿がとてもすき。昔のロマンポルノの痴漢電車シリーズとかのようなライトなセックス物語。
アラサーちゃんとかも面白かったし、この手の
刑事でもない
仕事ものでもない
胸キュン恋愛ものでもない
正義感もない
ドラマは大好きだ。
妻と一緒にセックスコメディーを見るのもまあまあ不思議かもしれないけど、先日のエピソードでこんなセリフがあった
「あなたがやりたいと思うこと、ぜんぶしてあげる」
このセリフを聞いて、胸が高まるのが普通かもしれない。
なんでもしてくれる!
なんでも受け入れてくれる!
天使か!って
でもなんとなくモヤモヤが残っていた時に妻がいった。
「なんでもしてあげる、うけいれてあげるって言ったらうれしい?」と
「なんでも」してあげるというのは、奴隷なのか?主人なのか?
たとえば
「どこでも好きなところつれていってあげる」って言われたらやっぱり嬉しいかもしれない。
「何でも買ってあげる」って言われたらうれしいかも
かも?
かもって?
僕らがそこで話した結論は
「〇〇がしたい!」とか「〇〇へ行きたい!」という欲求に対して、イエスやノーで答えるのがいいね!
ってことだった。
「なんでもしてあげる」というのは100%相手任せで、「私は〇〇をしたいのだけど付き合ってくれる?」というのがいいよね。
もちろんできること、できないこと、同意すること、同意できないことがあって、そのイエスノーのエッヂはグレーかもしれない。
でも「提案」からの「了承」というプロセスが一番大事なんじゃないかなぁと。
なんでもしてくれるというのは無償の愛にみえて(見えないか)実はその交渉ごとを省いちゃうんじゃないか?僕らが夫婦や友人や恋人や親子などの人間関係のなかで一番大事な「交渉」の能力を落としてしまう悪魔の発言じゃないか?
同意なきセックスとか
夫婦同性問題とか
パワハラとか
世の中のいろんな理不尽は「0か100か」を突き詰めたから起きてるんじゃないか?
なんて思ったよ。
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