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「調和」とブースト

好きな言葉がある「和して同ぜず」。孔子の書いた論語「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」が由来だ。調和を保ちながらも、主義主張をもって行動するという意味だ。大物はうまく周りと調和しながらも自分の意見をもっている。小物は闇雲に付和雷同する。身につけたい高度な技術のひとつだ。サラリーマンをやっていると、どこまで協調性をもって、どこまで主体性を持つべきなのか、判断に迷うことが暫しある。最近気づいたことは、「和」したとき人は比較的まじめな顔になるのに対し、「同」したとき人はヘラヘラとした笑い顔になる。あくまでも統計的な話だ。人間は「笑う」という術を身につけることによって、社会を形成してきた。笑うことがクッションになり、人と人を繋ぐ。良い様にも、悪い様にも。だからこそ「笑」の質が大切だ。ヘラヘラした笑いは持続しない。心から笑った時は余韻のある笑いになり、声がブーストする。いま一度、意識してみよう。それが本当の笑いか、偽りの笑いか。

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