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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】6月4日(土) 72日目: えくぼ

朝から快晴。
今日は一日中、雲のない爽やかな一日だった。

私は数日前から坐骨神経痛(Sciatica)が酷く、家事もまともにできないので夫がランチにお寿司を買って来てくれた。

Wegmans で売っている sushi は日本人が監修しているらしく、日本食レストランで食べるお寿司よりも美味しい。

いつもはそんなに食べない長男も、大好物のお寿司は一気に食べていた。

午後3時頃になると
「今日の夕ご飯は何?」
と聞いてきた。

まだ何にするか決めてないし、坐骨神経痛が酷く料理もできないので、夫と出かけた買い物の帰りに、いつも行くタイレストランで beef fried rice を子供達用に買った。
私と夫は年を取ってるせいか、子供達ほどの食欲はない。
なので、私たちは冷蔵庫にある残り物で夕食を済ますことにした。

大盛の beef fried rice を長男は平らげるていた。
これまでとは全く違って今日は食欲旺盛だ。

長男の食べっぷりを見てた時に
「お母さん、ボクのここ(右頬)にあったクボミが無くなってるの知ってた?」
と聞いてきた。

「あー、”えくぼ”ね。そういえば、”えくぼ”が無くなってるね。笑ってみて?」
笑っても、何をしても”えくぼ”ができない。

顔の骨の骨折を修復する際に、長男は頭部を切開されて顔を剥いで手術をされている。
また、顔の右側がまだ麻痺が少し残っている。
”えくぼ”が無くなってしまったのは、この影響なのかもしれない。

もしかすると顔の麻痺が治ってくると、”えくぼ”も復活するのか?
きっと長男も気に入っていた”えくぼ”。
”えくぼ”が元に戻ってくれるといいのだが。

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