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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】5月27日(金) 64日目: 遂に!

今日は長男の胃ろうのPEGが外れる日。

予約は午後1時15分。
大学病院の Trauma Outpatient(外傷外来)に12時半に着くように家を出た。
天気予報では、ちょうど午後1時前後にトルネード、嵐、豪雨の警報が出ていたので、その時間帯に遭遇しないように早めに家を出発した。

病院に着き、診察が始まる前に長男が
「痛み止めを飲んでいい?
PEGを外す時、痛いと思うから今のうちに飲んでおく」
と家から持参した薬を飲んだ。

PEGを外すのを相当怖がっている。

「YouTubeとかで見たけど、あっという間にPEGを引き抜いてる動画があったよ。一瞬だから痛くないかもよ!
別の動画では、PEGの先の胃の中にあるバルーンを小さくしてPEGを抜く方法、それは全然痛みはないみたいよ」
と長男に説明したのだが、ビビりの長男は
「もう嫌だ。絶対痛い。ボクの気持ちなんか分かってない」
云々とぼやいている。

「私の尿管結石の痛みに比べれば全然痛みなんてないよ。
その時なんてマジで死ぬかも、と思ったからね」
と言っても
「それとは違う」
と、あーだこーだ言っている。

相当のビビりな長男だ。

診察室で看護師、医師の診察が始まる。

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顎ワイヤーが外れてから、ちゃんと食事とカロリーを取っているか聞かれていた。

食欲もない時もあって、十分に食事をとってない日もあったのだが
「ちゃんと食事もとってました!体重も数パウンド増えました!」
と、えらい大袈裟に長男は説明していた。

いい加減な説明のおかげか、長男のPEGが外れることになった。
看護師が施術を始めてる時の長男の顔はマジでビビッていた。

看護師がPEGのチューブに注射器を付けて何かを吸い上げている。
たぶんバルーンの中に入っていた水のようなものだろうか?
その後、PEGをすっと抜いていた。

PEGはこのような仕組みになっていたようだ。
Instructional Video - How to replace water in a balloon gastrostomy

まったく痛みなくスッと抜けたPEG。
看護師が
「ほら、抜けたわよ」
と言った瞬間の長男は拍子抜けしたような顔だった。

ビビる必要もなく、痛み止めも必要なかった。

看護師から、4時間くらいは飲食しないように、と言われた。
食事も一度に沢山取らず、少しずつ取るように、とのこと。

ICUに入院していた時にお世話になった Trauma Team の top doctor も長男の診察に来てくれた。

夫が
「長男は(ここまで回復して)ラッキーですよ。」
と言ったところ
「ラッキーじゃないですよ。大変な負傷をしたからね。」
そう、その通り。

doctor から、気になることがあればいつでも外来にくるように、と言われた。

看護師に長男の顔の傷が気になることを伝えたら、Plastic surgeon(形成外科医)にもこの外傷外来で見てもらえるから、コンサルタントをしてもらうといい、と言われた。

長男の形成外科の予約も取った。来週の木曜だ。

さて、診察も終わって夫が
「Trauma Team の top doctor と、あの看護師は男女の関係だと思う」
と言ってきた。
「えー、そんなことないと思うよ。私はそう見えなかった」
と言うと
「いや、ボクには分かる」

夫の勘はまったくアテにならないので無視しておいた。

胃ろうのPEGも外れて一安心だ。
さて、明日からは長男と約束したボードゲームで脳を鍛えていこうと思う。
とりあえず、チェスから始めよう。

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