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一番楽しいのは皆でスイングすること! ジャズ史の名リズムセクション5選

一番楽しいのは皆でスイングすること

当たり前のことを言います。
ジャズにおいて本当に楽しくSWINGすることは、一人ではできないです。
一人一人がスイング感を養うことは大前提ですが
他の誰かとスイングすることの楽しさと喜びと言ったら、
ちょっとほかの快楽では補えないくらい楽しいです

ジャズにおけるリズムセクションの愉しみ

私にとって、ジャズのスイングは、ベースとピアノ(もしくはギター)
とつくるリズムセクションの愉しみだ。

ベースの前へ前へ進む推進力!
はたまた
ベースの後ろからプッシュする推進力!
そのうえで、ピアニストやギタリストは、コードバッキングを
トップビートで刻み、レイドバックしたリズムで自由にソロを取る!
その自由なソロを意識の奥の方で感じながら、ドラマーもその曲や、アドリブを聴いて湧き上がってくる自分のウタを、おもねることなく自由に思い切りドラムで刻む

さらに、フロント奏者がその上で、激烈に、優美に、静かに、燃えるようにスイングし、ブロウする!!!
この快楽を言葉で言い表すのは難しいけれど、、みんなこれにハマって抜け出せないからジャズミュージシャンをやってるんじゃないかと思ってます

ジャズ史における名リズムセクション

今日の本題として、極私的なセレクトですが、最高にスイングすると思う
リズムセクションを紹介したいと思います!

1 Winton Kelly(piano )+Paul Chanbers(bass)+Jimmy Cobb
マイルスデイビスのリズムセクションとして有名なトリオですが、
空間に永遠に続く線路を敷くようなJimmy Cobb のシンバル、それを後ろからプッシュするPaul Chambers ,そのうえで縦横無尽にスイングする
Winton Kelly!
トリオでの名盤も多いこのチームの最高のリズムが聴けるのは
これ!!

次に
2.Philly Joe Jones(drums)+Percy Heath(bass)のチーム
マイルス黄金のリズムセクション(Red Garland+Paul Chambers ,Philly joe)については他所で多く語り継がれているので、ここでは割愛。
Philly joeとHeath 兄弟の長兄、Percy Heathのリズムセクションが秀逸だということを伝えたくてこちらを紹介します↓
BILL EVANS 『INTER PLAY』

収録曲もキャッチーな曲が多く、アレンジも利いていて楽しい名盤ですが、
Philly joeとPercy Heathの一体感が凄まじいリズム名盤でもあります。

3 ARMAD JAMAL TRIO
Armad Jamal(piano)Israel Crosby(bass)
Vernel Fournier(drums)
リズムセクションだけでの表現の極致ともいえる究極の三位一体トリオ
空間の美を極限まで活かした緊張感あふれる表現!
ジャズドラマーにとっては憧れ!こんな演奏ができる日はあるのだろうか。。

4 OSCAR PETERSON TRIO
Oscar Peterson(piano) Ray Brown(bass) Ed Thigpen(Drums)
3のArmad Jamalとは対照的に、ピアニストが、猛烈に弾きまくりスイングするリズムセクション!
僕が好きなのは、中でも落ち着いた雰囲気でdeeeep!にスイングする
静かなる炎が燃え盛るこの名盤! 深夜に一人でどうぞ!!w


5 ラストはハードバップの名リズムセクションから
Sam Jones(bass)+Louis Hayes(drums )のオントップチーム!
彼らはとにかく、ビートがシンプルかつ速い!!!
なのに軽くない、乗っかっているフロント奏者は尻を焚き付けられるように
スイングするしかなくなるだろう!!w

いかがでしたでしょうか?
今回は1950年代までの伝統的なリズムセクションの名演を紹介しました。
1960年代以降はモード演奏や、フリージャズが登場してから、
ジャズにおけるリズムセクションの役割は大きく変化します

それについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。

では、楽しみましょう!そしてイメージを深めて、スイングにトライしましょう!!!

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