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JazzDrum練習中の方にオススメのJazz Drum名盤紹介① 『Smokin'at the Harfnote /Winton Kelly&WesMontgomery』


ドラマーはJimmy Cobb

ジミー・コブ(1929-2020)
1958年からフィリー・ジョー・ジョーンズの後任としてマイルス・デイヴィス・クインテットに加入、1959年にはモード・ジャズを確立した歴史的名盤『カインド・オブ・ブルー』のレコーディングに参加した。他にも、ウィントン・ケリー、ウェス・モンゴメリー、キャノンボール・アダレイ、ジョン・コルトレーンなどのアルバムで数多くの演奏を繰り広げ、ハードバップ期を代表するドラマーとしての地位を確立した。特にマイルス・デイヴィスを支えたウィントン・ケリー、ポール・チェンバースとのトリオは、今も語り継がれるジャズ界最高のリズムセクションとして名高い。

Wikipedia


今から25年前、1998年冬〜春、アルバイトをしていたjazzcafeの常連さんから譲っていただいたレコードの中にあった
『Smokin'at the Harfnote /Winton Kelly &Wes Montgomery』を聴いたときの
衝撃は今でも鮮明に覚えている。。

vol.1
vol.2

⬆︎プレイリストはこちら!
⬇︎収録曲はこちら
Vol.1 
1. No Blues 
2. If You Could See Me Now 
3. Unit 7 
4. Four On Six 
5. What's New 
Vol.2 
1. Willow Weep For Me 
2. Portrait Of Jennie 
3. Oh! You Crazy Moon 
4. Misty 
5. Surry With The Fringe On Top 
6. Four On Six ( 4 On 6 ) 
7. Impressions

JIMMY COBBが刻みだす、空間の中を永遠に突き抜けていくようなシンバルの4beat!!

そのとき僕は『なんだ!!!?これは??!』と思った。4分音符、こんなにシンプルなことが何でこんなにカッコいいのだ!?
このことがあってから、
ますます僕はジャズにのめりこんだといってもいい。この’謎’を自分の身で体感したい、自分もこのドラマーのようにSWINGしたい!と思った。 JIMMY COBBがいなければ、ジャズドラムにのめり込むことはなく、今の僕の人生は全く違うものになっていたのかもしれない

vol 1の1曲目 No Bluesはシンプルなブルースで、Wesの見事な長尺のソロが聴ける。
ドラマーなら、スタジオ練習のときに大音量で流してマイナス1としてレガートの練習に最適

UNIT 7Four on Six
はキャッチーなメロディで、テンポ200bpm
くらいの軽快なビートでグイグイとswingする

2枚目は何故かmcのおじさんが喋ってたりするが、美しいバラードや小粋なスタンダードナンバーも楽しめる圧巻なのは最後のJ
Impressionsで Wesがtempo280くらいの
アップテンポで圧巻のプレイを聴かせる。

Wes Montgomelyは当時なんと
John Coltraneのバンドに在籍していたらしい、
、録音が残ってないため幻のサウンドだが
あのアドリブの巨人コルトレーンに引けをとらない豪快なプレイをしていたそう、、

ジャズドラムを学ぶ方に
このレコードから一番学んでほしいのは

シンバルレガートの本質は
ひたすら前へ前へと空間を切り裂くように
打ち出される四分音符だということです。

そこを意識して聴いて、
スタジオで合わせてシンバルレガートを
練習してみてください!!

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