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摂食指導の話

長女は摂食指導を受けています。5歳現在、以前よりも長く噛むことはできますが力が弱く、食べ物を口の中でうまくまとめることができない状態。通常の幼児食の一歩手前、いわゆる”そしゃく食”が適しているといわれています。

摂食指導の選択も紆余曲折ありました。最初は療育センターの摂食指導。その道のベテランの、年配の先生でした。診察の頻度も少ないのか、いつも混んでいてなかなか希望の日に予約が取れず。始めたのは1歳半の時、まだ幼かったのもあるのか診察の時にはぐずってしまうなど、うまく行かないことが多かったです。

通い始めた当初は噛むことがあまりできず、そのまま飲み込んでいることが多い状態でした。やわらかいもので噛む練習をするようにいわれ、少しするとスナック菓子や固いグミなどでも練習するようにと。ですが、スナック菓子は嫌がってほとんど食べられず、グミも固くて噛めません。

療育センターなので平日しか診察日がないこともネックでした。通院頻度はだいたい半年に1回程度に。コロナも流行りだし、予約をさらに制限しはじめて、必要な時期がきたら療育センターから連絡がきて受診する、というスタイルになり…。このスタイルが私にとってはなんとも納得いかないものでした。完全に向こうのペースでしたし、次にいつ受けられるかわからない。受診してもスナック菓子で練習など、できないことを言われ、本当にこのままでいいのかどんどん不安になった時期がありました。

次女の産休育休中は、調べる時間もあったため長女に関する療育やリハビリの情報を収集していました。摂食についてはインスタグラムで発信されているあやの先生の投稿やインスタライブをよく見ていました。

訪問リハビリでSTさんにきていただき、摂食指導してもらったこともありました。最初はよかったのですが、訪問リハビリは週1で頻度も多く、そんなに多くいらしても、もちろん変化はあまりなく。訪問リハビリが合計週3回になり、人が週3回自宅にくるのも負担に感じて、訪問のSTさんは半年くらいでやめてしまいました。

あやの先生のインスタをよく見ていたので、一度個別相談を受けてみようと思い、受けました。オンラインの指導は的確でとても丁寧で、あとで指導のポイントをまとめたものも送ってくださいました。自宅だったのでぐずることなく、食事しているところもよくみてくださり、受けてよかったと思いました。

また、自宅から通える範囲の摂食指導をしている先生を紹介してくださいました。その先生は、ご夫婦で歯科医院を開業されており、長女が通っているところとは別の療育センターで摂食指導もされているとのこと。早速予約をとって受診しました。

歯科医院に摂食指導が受けられるスペースがあり、とても丁寧に指導してくださいました。また、長女はそのころ歯石が良くついてしまい、歯の掃除など通常の歯科対応も同時にやっていただけました。土曜日も受診できて、予約も比較的取りやすく。唯一、車で30~40分くらいかかるやや遠い距離なのですが、許容範囲内です。今はそちらに4ヶ月に1回程度の頻度でお世話になっています。

長女も成長したのか、以前より噛めるようになり、また指導の時もぐずらなくなりました。しかし、まだ通常の幼児食は食べられず、コップ飲みもうまくできないのでまだまだ練習は必要です。長い道のりになりそうで、そしてなかなか練習を行うのが難しい時も多々ありますが、地道にやっていこうと思っています。

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