ワンピース感想文 96巻読みました
noteで募集中のタイトル書いてくシリーズやってるのですが、マンガ感想文とあったので、昨日読んだマンガを。
ワンピースも気付けば96巻かぁ。。。最初にジャンプで連載が始まった時、絵が上手な人だな〜と思っていたのを覚えています。それがまさか、こんな御長寿マンガになるとは。最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定までされたそうですね。凄すぎる。
渋谷をジャック!とか、面白い企画もたくさんやって来ましたよね。映画もバンバン。
自分で何かを生み出した人って、それに対する想い入れがめちゃ強いと思うんですよね。だからこそ、そのイメージとかブランドとかを守りたくて、人が手を加えたり、むやみに広められたりする時に、とにかく口出ししたくなったり、「それは違う!」と、ストップかけたくなったりするものです。
SUNNY BUNNYでは教授法をオリジナルの形でアレンジしたり、オリジナルのデザインで教材を作ったり、メソッドを教えて認定講師を輩出したりしているのですが、どうしても、自分の描くものと違うと「違ーう!そうじゃない!」と、うるさく言ってしまったりするのです。拡大のチャンスがあっても、ついつい、「それって変な形になるのではないか!」と思うと、やめたりすることもあります。
質と、量。このバランスは常に難しい。
質を落とせば、量を拡大できる。でも、質を落として広めてどうする?!とも思うわけです。高品質で、かつ量産する。イメージ維持しつつ、拡散する。
その辺り、作者の尾田さんが腹の底ではどう捉えていたのか分からないけれど、結果としてここまで社会現象として生み出したのは器の大きさか視野の広さかがあったということだと思うので、素直に、ただただ、凄いなぁと思う作品です。
質に大して妥協しながらでも、スピード重視で拡散したのか?
拡散しながらも質を維持する方法があったのか?
いや、考え方が根本的に違っていて、そういう視点では見ていないのか。。。
などなど、ブツブツ考えます。
ワンピースが凄いなぁと思うところはたくさんあるのだけど、今どきの若い世代に分かりやすく受けそうな「はいここですよ〜」という感動劇がある中で、私みたいにちょっと斜に構えた、若くもない世代にも「良いね〜」って思わせてしまう、しっかりと作り込んだところが入ってるところだったりします。
あと、マンガって普通、1巻読むのに1時間もかからずに、下手したら数十分?とかでサラッと読みますよね。
でもワンピースってコマが結構細かいところが多くて、セリフも長くはないけどたくさんあって、セリフ以外のところとかも細かく書き込まれているから、じっくり絵を楽しんで、作者がちょこまかちょこまかと書き込んだ字とかを読むのが面白いから、私は結構時間がかかります。
漫画をかなり読むので、サクサク読むだけでどんどん部屋が狭くなってしまうから、最近はほぼ全て電子のキンドルで読むようにしてるんですけど、ワンピースはコンビニで売ってると買っちゃう。そこそこ時間をかけて楽しめるから、紙でも良いかなと思える数少ないマンガです。
でもこれって、描く側としてはかなりの労力だよね、と思うんです。バーンと無駄に大きく描いてページ数稼ぐ、みたいなこと、考えないだけでもプロ意識感じますよね。
あと、これだけ大ヒットで、結構泣かせるような話とか、劇的なストーリーとかあると、ついつい奢って自己満足の境地にみたいになりそうなものだけど、ちゃんとフッと力が抜けるような笑いが絶えずあるのとかは本当にすごいなと思います。
プレッシャーとか、欲とかで、つまんない感じになっちゃいそうなものなのに、相変わらず「なんかこの人これ描いてて楽しそう」みたいな?学生時代にふざけて描いた漫画を授業中に回し読みして笑い堪えてた、みたいな?なんかそういう、圧倒的な親近感みたいなのが湧いて笑っちゃう感じとかリスペクトです。
だから私は、ワンピース読むときは、純粋に漫画としてももちろん楽しんでるけど、それの製作過程とかに想いを馳せる意味では、自分は足元にも及ばない一流の大企業の社長さんの理念を学ぶ、みたいな気分になります。
あと最後に96巻について。
詳細は書かず一言だけですが、ネタバレにはなるので、読んでから、もしくはネタバレ気にしない方のみ、お読みください。
これ読んで、
知ってる方はきっとみんなそう思ったよね、と、私は思うんですけど、
まぁそのまんま、
忠臣蔵でしたね!!!
私、忠臣蔵とても好きなので、こういう形で2020年にもまたこの話が蘇ったのは嬉しいなと思いました。
忠臣蔵面白いよ!って言ってもハードル高くても、ワンピースならみんな読んでるもんね。
100巻出たらまたいろいろイベントとかやるのかな。
ということで、ワンピースの人気や素晴らしい展開方法をリスペクトし憧れ、学びつつ・・・
こち亀の200巻を超えるのを、これからもゆるく応援し続けます。
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