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元気じゃない人の野望

ライターになりたい。

実はnoteを書き始めたのは去年の10月ごろ。

定時に帰ることができることを望んで入社し、まさにその願い通り毎日18時すぎには家に着くことができた。

だけれども夢中になれるようなことも、相手も、私にはいなくて。

プライベートが充実することを一番に考えていたのに、仕事で疲れたら新しい友達を作る体力、浅い関係の友達とたくさん喋る体力、が、全くない。

全くないというか、そこまでの根性が私になかった。

ダンスが好きだからレッスンに通った。しかしそこで出来上がっている女子な雰囲気、盛り上がりについていけなかった。好きなことをして癒されに行っているはずが、いつの間にか行く前に嫌な気持ちになってしまって。

気がついたらもう行かないのが当たり前になってしまったよ。

そういえば、元々馴染むのには時間がかかるタイプで、学校や部活も、通うしかなかったから通っているうちにいつの間にか楽しくなっていて、すきな友達ができていた。

行っても行かなくても良いような環境で、いやだなあ、と少しでも思ってしまった瞬間に、私はあきらめてしまうことを知った。そんな時にひとりだと、なおさら。

初めて知ったよ。


その時期に出会ったのがnoteだ。

自分の思いや、過去のこと、ちょっとした発見。

少しでも、たくさんでも、書くことが楽しかった。

でも、いつの間にか何のために書いているのかわからなくなった。

それは、現実での友達数人も見ているものだったから。気を許している友人だったはずなのだけれど。

自分のことを深く書いた時、こう思われないかな、とか、あまりネガティブなことを話すと良くないかな、と考えるようになってしまって。

当たり障りのないことしか書けなくなってしまった。

偽りのポジティブを混じえたりして。

そうしているうちに、あれ、何のために書いているのだっけ。となってしまって、書きたいという純粋な気持ちが瀕死になってしまった。

死んではいない。瀕死。

だからこうして新しく、誰とも繋がっていないnoteを生み出してまで、書いてしまっている。

それほどまでに書いて気持ちを解放したい。

書くことで、いつか、たいせつな何かを届ける仕事がしたい。

したい。



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