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ライフセービングの現状

こんばんは!
背中で魅せる母ちゃん、塚本さなです♪
今日は私が学生の頃から12年間携わっているライフセービングについての記事です。

夏終わりの時期ではありますが、だからこそ伝えさせてください。

※これはあくまで私見です。データなどの引用もありますが、私の携わっている範囲内での話であることをご了承ください。


そもそもライフセービングとは?

よく皆さんが想像するのが、プールにいる監視員さんではないでしょうか。
詳しく記載されているWikipediaの記事をご紹介します。

ライフセービング: lifesaving, life saving、救命行為)は、ヨーロッパを発祥とする救助、蘇生応急処置、とくに一次救命処置のこと。

Wikipedia「ライフセービング」

私が大学生の頃から12年ほど携わっているのは、「海での監視活動」です。Wikipediaの中ではサーフと呼ばれる分野になります。

海の知識、救助方法、応急処置、溺水者への対応などなど、たくさんのことを学び、また訓練してきました。
(3年ほど前からは一線から退き、裏方として動いています)

ライフセービングは日本ではアルバイトのイメージが強いと思いますが、海外(欧州、アメリカ、オーストラリアなど)では公務員として自治体から雇われたライフガードがいるんです。

これについては、日本が島国で海に囲まれているのに、水難事故が後を絶たない原因の一つであると私は考えています。

水難事故について

毎年ゴールデンウィークから8月にかけて特に水難事故が多発します。
夏休み期間中は、悲しいことに毎日のように水難事故のニュースが目に入ってくることもあります。

私が現在挑戦しているBeauty JapanのBAYエリア大会にてスピーチした内容にも関わってきますが…

水難事故の大半は「子どもは助かったが、助けに行った大人は死んでいた」という事実があります。
これに関して、つい先日、記事があがっていたのでご紹介します。

私はスピーチの中で、こういった事故の起きる原因として

  1. ライフセーバーが不足していること

  2. 海や救助方法への知識が乏しいこと

があげられると話しました。
実際、引用した記事の中では、やはり親の知識が乏しいゆえに無謀な救助へ向かって命を落としてしまうケースがあると書かれています。

我が子が溺れてしまったり、流されてしまったりすると、パニックになって飛び込んでしまう気持ちもわかります。
ただ、自分の力を過信してしまってはいけません。

それはライフセーバーも一緒です。
ライフセーバーはまず第一に、『自分の身の安全』を考慮します。
二次災害を防ぐためにも、自分の命の危険を感じた際には無茶な救助はしません。

ライフセーバーの現状

日本ライフセービング協会(Japan Lifesaving Association 以下、JLA)発行の資格を持ったライフセーバーは、全国の各地域のライフセービングクラブに所属して活動しています。

こちらのリンクより、全国の加盟クラブ一覧を見ることができます。

各地域のクラブによって若干の差はあるものの…
海で監視しているライフセーバーの主となる年代は大学生です。

夏の期間中の朝の練習(4時頃から練習しているメンバーもいる)

大学の部活動としてライフセービングを行なっており、資格を取得して各浜へ所属しています。

社会人でも給料をもらって監視に入っている人はいますが、大概の人たちはボランティアです。本職は他に持っている人がほとんどだからです。

私が何を言いたいのかわかりますか?

  • 皆さんが海で命を預けている人の大半が学生であるということ

  • ライフセービングに携わっていた学生たちは、社会人になるにつれてどんどん離れていくこと

これが課題なのです。
私も現在はNPO法人の理事として携わっていますが、最前線で活動しているわけではありません。どちらかというと裏方サポートです。

裏方の仕事はボランティアであるはずなのに、会社並みでとても大変です。
現場の学生がうまく動けるように対応したり、地区との契約関係など事務がメインとなります。

私はその中でも海外の姉妹クラブの担当であるため、監視活動とはまたちょっと違った方面からのサポートを担っています。

家庭を持ち、親になっていった先輩方は、少しずつ離れていきます。
それでも携わっているメンバーはいるものの、家庭や仕事との折り合いが難しい部分があります。

私は産後1年ですが、正直、今年の夏の期間はとても大変でした。
コロナが明け、海外の姉妹クラブからメンバーを誘致しました。
1歳の息子を見ながら、猛暑の中で動くのは本当に辛いものがあったのです。

ライフセーバーの待遇や環境がいいものであるとは言えません。
夏の期間だけじゃないの?って思う方もいると思いますが…

ライフセーバーは自らの命にプラスして他人の命を守らなければならないため、極寒の海へもウエットスーツで入っていきトレーニングをするのです。
(頭がかち割れるかと思うほどです)

1年を通してライフセービング競技という、救助の速さなどを競う大会が開催されていますが、それ以外に何をしているかというと…

夏の期間以外は、次のシーズンに向けてトレーニングをし、バイトをし、夏へ向けて準備するのです。
(学生は勉学もありますし、社会人は仕事があります)

これがライフセーバーの裏事情。現状です。

日焼けしてチャラそうで、うるさく注意してくる人たち。
そんな印象があるかもしれませんね。

ですが、少なからずライフセーバーには陰での並ならぬ努力があることを忘れないでください。


最後に…

現在、Beauty Japanというコンテストのグランドファイナリストとして頑張っています。

女性ライフセーバーの未来が明るいものとなりますように…
そして、海での親子サポートを行なっていきますので、ぜひとも私へ力をお貸しください。よろしくお願いいたします✨

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