我が家の教育方針:幼稚園までにやったこと

(こちらは以前のブログで公開していた記事に加筆したものです。初出2020年4月)

今回は我が家の教育方針について。

我が家は【子供のうちはよく遊べ】のモットーですが、母親として私なりに教育について考えてきたことがあります。
特に、幼稚園に入園するまでのゴールデンエイジにやったことをまとめてみます。

1歳過ぎから取り入れてきたもの


1歳過ぎて意思疎通が取れるようになってからは、この辺のキーワードを気にして育児してきました。

*非認知能力

*モンテッソーリ

*STEAM教育

非認知能力


テレビでたまたま「全米最優秀女子高生」を特集していて母親のボーク重子さんを知り、読んでみた本で非認知能力について言及があり初めて知った言葉でした。
認知能力IQに対して非認知能力EQと呼ばれるそうです。

ボークさんのお嬢さんをアメリカの幼稚園小学校に入れた際に、お勉強要素が全くない教育方針に驚かれたそうです。

自分で必要だと考えたことを自分からやる、そういった力がつき、全米最優秀女子高生の受賞に繋がったとのことでした。

ボークさんが挙げている非認知能力のなかで、私が特に重視したいと思っているのがこちら。

*自信

*自制心

*回復力

*協働力

詰め込み教育ではなく、自分で考えることが重要なのだと思いました。

モンテッソーリ


子供の成長過程には特性(敏感期)があり、その時どきにあった遊びを取り入れることで知能が伸びるという考えのモンテッソーリ。

オルタナティブ教育をいくつか調べましたが、未就学児が家庭でも取り入れやすそうだったので、注目しました。

また、モンテッソーリは自分のことを自分でできること、自主自立(自律)を大事にしているのも良いなと思っています。
教育や育児の根本って自立させることだと思うので。
自分でやり抜いたり、失敗を恐れない経験をすることも非認知能力の育成に効果的だと感じました。

STEAM教育


*Science

*Technology

*Engineering

*Art

*Mathematic

の頭文字を取ってSTEAM

この雑誌は色々な「これからの教育」が紹介されていて良かった。(非認知能力のボーク重子さん、モンテッソーリの堀田はるなさんも載ってる)

この雑誌でインタビューをされている中島さち子さん、石角友愛さんによると、海外エリートの子息女はSTEAM教育を受けているとのことで興味が湧きました。

ただの理系科目教育ではなく、実験などアクティブラーニングであること、科目横断型教育であることが今風の教育だなと思います。

幼稚園入園までにやってきたこと

非認知能力


これは0歳6ヶ月から通った保育園生活が基本になっていそうです。
集団生活で協働力、お友達とのやりとり等学んだことは多いです。

また、家では怒らない育児をすることで好奇心、意欲、自信を高められたかな?と思っています。
ここで言う怒らない育児はしつけをしないというわけではなく、危ないことや社会常識的に外れること以外は制限しないという意味です。
時間がかかったり、後始末が大変だったりしますが、子供の意思を優先させてきました。
(これはモンテッソーリの考えを参考にしました。)

またボークさんが親もパッションを持てと仰っていて、つまり親の背中を見せろということだと思うのですが、
私は子供が生まれてから毎年資格試験に挑戦していて(一つの試験に受からなくて何度もという意味)
子供の相手を夫に任せ、たくさん娘を泣かせました。

でも母が勉強机に向かう姿を真似して、お絵かきが好きになり、いつのまにか運筆が上手になり、幼稚園入学前にひらがなが書けるようになっていました。
そして試験勉強の邪魔をされてきましたが、怒らずに一緒にお絵かきをしました。(それで何度も受ける羽目になってたけど…)
娘の自信はついたようで、私も一応試験に受かり、万事OK。

モンテッソーリ


モンテッソーリ教師の資格持ちのシッターさんに来てもらい、遊び方を教えてもらいました。

このシッターさんにお願いして良かったのは、モンテッソーリの教具を使うのではなく、身近にあるものを代用して遊ばせてくれたこと。

あとはハサミを娘に使わせてくれたこと。
2歳なりたてくらいから、子供用のプラスチックのハサミを使わせていましたが、
逆に切れにくくて危ない、ちゃんとしたハサミを渡して側で見ててあげる方がよい、とアドバイスをいただき、
それ以来娘はハサミ大好き!なんでも紙なら切り刻むし、色々な形を切れるようになりました。

そういえばモンテッソーリの本を読んだ時に、子供用のおもちゃではなく本物を使わせよう、と書いてあったのを思い出しました。
お皿も、落としたら割れるからとプラスチックを使いがちですが、陶器は重いこと、落としたら割れることを学ぶ良い機会だそうです。
なるほど!

STEAM教育


夫婦で理系院卒(2人とも工学修士)かつ美術が好きなので、STEAM教育の重要性というよりは、どうしても趣味を同じくして育てやすいという気もします。

ただSTEAM教育というとプログラミングなどの特殊な教育を思い浮かべがちですが、まだ幼いので、日常生活の中に要素を散りばめる形で取り入れてきました。

例えば数学的な要素については、数を数えたり、図形を認識させることがすぐにできます。
1歳から念仏のように10まで数えていましたが、既に100まではわかっているようです。

また生活の中で基本的図形を探すなど、声かけ助言をしたりしてきました。
そのおかげか図形認識力が高く、応用して文字も図形として認識するおかげで読み書きの飲み込みが早かったです。

また物理現象についても遊びながら取り入れました。
例えばお風呂場は水と空気について学ぶ良い教室で、ペットボトルを使って水の量と重さを体感したり、浮くことを発見したり、渦を作ったり。
タオルを使ってクラゲを作ったりもしました。
あとマグフォーマー(磁石のおもちゃ)をお風呂場の壁につけて図形遊びはもちろん、磁石がつく場所つかない場所についても学びました。

音楽もリズム遊びは数を数える要素がありますし、弦楽器のおもちゃで高い音低い音の震え方という物理も学べます。

お絵かきでは図形を組み合わせて絵を描いたり、3原色の混ぜ合わせも楽しみながらできます。

基本的な幼児のお遊びですが、(なので、我が家の方針は「よく遊べ」)
STEAMの基本なのでは?
基本は大事にしたいと考えています。

隠れ教育ママ


こんな感じで、何かを教えるような早期教育はしてきませんでしたが、結構考えて取り入れているので自分では教育ママだと思っています。
一般的な教育ママさんからしたらそんなの足りない、意見が合わないと思われるかもしれず寂しいですが、自分なりに教育について考えています。

教育は子供への最高のプレゼント。
将来自力で生きていけるよう、お金の許す限り
できることはしてあげたいところです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?