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岸田奈美さんの本が届いた!

皆さんご存知だと思いますが、岸田奈美さんはnoteのレジェンドであり、私の憧れの方です。

昨日、娘が帰宅時に「ポストに入ってたで」と持って来た郵便物を受け取ると。
なんと、そこにはあの、あの憧れの!岸田奈美と印字がされている。
私は目が飛び出すほど驚き、慌てて封を開けた。

中には定期購読者限定の企画で奈美さんの本がプレゼントされるという、めちゃくちゃ粋な本『姉のはなむけ日記』が!
幻じゃない。私が欲しくてたまらなかった本が届いたのです。

お恥ずかしい話ですが、私の憧れの方と言っておきながら、実は我が家は家計に余裕がなく、今までは無料の範囲で岸田さんの記事を読ませて頂いていました。

プレゼント本の為だけではなく、ちょうど自分の体調が良く収入が増えるタイミングだったので晴れて定期購読をすることにしました。

11月の振り返り〜車の本があなたの町へ〜|岸田 奈美 @namikishida #note 

それで、何故、届いた本にこんなに驚いたのかというと、実は私は本の申し込みが出来ていないと思いこんでいたからです。

事の経緯→定期購読の申し込みはアプリ内で出来ず、まずそれを理解するのに時間がかかる→やっとwebからの申し込みが必要だと知るがその登録にも時間がかかる→私はスマホ決済が出来ないのでクレジットカードの登録をしなければならず、私はこういった入力が苦手で何度もエラーになる→最終的に支払いができたのか出来ていないのかもわからないまま、疲れ果ててしまい、結局、諦めてしまった( ;∀;)
と、こんな状況でした。
その上、申込みの〆切時間ギリギリだったので、もう完全に本は私の幻になりました。

いつか機会があれば、どこかで本を入手できるだろう。とヤケになり、しばらくnoteを見るのも辞めてしまいました。

それが、どういうわけか、自宅に本が届いたのです。私は神様からの贈り物かと思うほどに嬉しく、いっきに一晩で読みました。

これは私の予測ですが関係者の方が気をきかせて手続きをして下さったのかもしれません。(勘違いならすみません。)
本当に感謝しております。ありがとうございました。

本にはすでにnoteで読んで知っている話もありましたが、再び爆笑、号泣しながら読ませて頂きました。良太さんのグループホームが温かく素敵なところに決まって私も嬉しく思います。

私は重度の発達障がいで辛いことがたくさんあります。見た目には健常者と変わりませんが、話すと言葉が辿々しく、スムーズには話せません。
緊張しない家族や友人ならどうにかなる時もありますが、基本は自信がないのも合わさって声が通らず、言葉が足りず、簡潔に話が出来ないので自分でも何を言っているかわからない状況になります。
そんな私に対して、温かい対応の方もいらっしゃいますが、大半は馬鹿にするか、よそよそしくされます。 
私の被害妄想だと言われることもありますが。

だから、奈美さんの弟の良太さんがダウン症で思うように話せないことがどれだけ歯痒く悔しいのかを想像しながら読みました。

もし、この私の気持ちが良太さんに伝わったとして考えてみると、良太さんはあなたの方が話が出来るからいいやんと、思うかもしれないし、奈美さんやお母様からしても良太と一緒にしないで欲しいと思うかもしれません。障がいや病気がある無しに限らず、その人の事はその人にしか絶対わからないものですし、簡単に共感できると言っていいのか正直わからず、失礼な表現をしていたらごめんなさい。
それでも同じ障がい者の立場から自分の気持ちを書き、noteで公開しようと思いました。

奈美さんのエッセイは目の前にまるで良太さんがいるかのような表現力で、今までのダウン症の方のイメージが大きく崩れました。良い意味で。
今まではダウン症の方を私は幼い子どものようなイメージを描いていました。今、とても申し訳なく、恥ずかしいと感じています。ごめんなさい。

そもそも障がい者、高齢者、子ども、性別など関係なくみんな同じ1人の人間です。

差別されるのは自分が1番嫌なことなのに。自分にあまりにも自信がないから、自分より弱そうな人に対して無意識のうちに勝っている気分になっていたのではないのかと、自身に問いただし、深く反省しました。
そして、自分の未熟さに気がつきました。

実際に良太さんは私に出来ないことを全てこなしており、(例えば整理整頓、毎日の通勤、人とのコミュニケーション、規則正しいルーティン、ノリつっこみ等)noteを読むたびに尊敬していました。
こんなに出来ることがたくさんあって、こんなに理解しているのに言葉に出来ないことや人に誤解されることがどれだけ悔しくて辛いことでしょう。
それでも挫けずに前向きに生きていて、たまにカッコつけたりするところも素敵だなと思いました。
私はすぐにウジウジと弱気になるので、良太さんの精神力を本当に見習いたい。
悪ふざけしたり、場を和ませるユーモアなところも魅力的です。どうしたらそんな風になれるのか教えてもらいたい程、今や良太さんは私の尊敬すべき人となりました。
私よりよっぽど大人な良太さんを、幼い子どものイメージだったなんて、本当にとんでもない話です。

そういえば、自分の子供の頃、めちゃくちゃ子供扱いしてくる大人が苦手だったのを思い出しました。
そもそも子供も1人の人間であり、子供にも敬意をはらうべきです。
自分自身、これを機に気をつけたいと思います。

私は奈美さんのように読み手が引き込まれるような文は書けませんが、自分らしく表現ができるようにこれからも岸田家に刺激を受けて日々成長していきたいです。

最後にここまで読んでいただいた方、
心から感謝しています。
私のまとまりのない長文を最後まで読んでいただける方はきっと、とても心の温かい方でしょう。
そんな、あなたのような方ばかりの世の中ならいいのに。本当にそう思います。
それでは、とても貴重な時間を使い最後まで読んで頂きありがとうございました。

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