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【先生の季節ネタ1】緊急企画!美白には欠かせない「日焼け止め」の知識&選び方を伝授!【後編】

前編での解説は大方こんな感じのまとめになります。

1.SPFがどんなに高くても「日焼けしない」わけではない
2.日焼け止めを塗っても、持続する効果は個人差が大きい
3.数値の高い日焼け止めは、肌荒れや乾燥肌、アレルギー反応を起こしてしまう可能性がある

これを踏まえて、それなりに低価格かつ効果的なアイテムと使い方を覚えていきましょう☆
まず、SPFの問題。

極意1.SPFは数値が高いものを選ぶより、肌トラブルの少ないものを選ぶべし

前編での「個人差」を解消するには、これが最も安全で確実な方法です。
SPFは20~30程度で十分。特に顔は化粧下地とファンデーションに必ず日焼け止め効果が入っていますから、さらに低くてOK。場合によっては使わなくても大丈夫なはず。
気にして欲しいのは、

となります。
腕はいわずと知れた「半袖焼け」防止。首は顔との肌色が変化するのを防ぐため。そしてデコルテは、下着(ブラジャー)の肩紐焼け防止プラス、女性は公の場で出すことが多いパーツをキレイに保つためです。
腕と首は割と気を付けると思いますが、デコルテは意識して塗っておきましょう。正式なパーティドレスは大抵デコルテを出すデザインが多くなっています。いざという時に、デコルテや肩の部分が悲しいことになっていると、楽しめるものも楽しめません。習慣づけが大事です。

極意2.日焼け止めは「塗り直してこそ意味がある」と心得るべし

SPFの高さは日焼け止めのポイントではありません。重要なのは「塗り直し」の時間。
SPF30であれば、必ずお昼に1回、紫外線が強くなる日暮れ前に1回、塗り直すのが理想的です。
そうすると、こんな図式になります。

日焼けが始まる時間としては最も短いといわれている10分でも、間に合うスケジューリングです。
もし、ちょっと時間が無いとか、塗るのを忘れた!なんて時はUVカットカーディガンやストール、アームカバーを併用していくとグッと日焼け率は少なくなります。
屋内の冷房対策としても大活躍するアイテムですから、是非お気に入りを1~2枚、バッグに入れておきましょう。

極意3.SPFより、「PA」の+個数を気にして購入するべし

SPFも大事ですが、それよりも大事なのが実はPAの値。このPAが防ぐ紫外線は、肌に深刻なダメージを与え、しかも蓄積していってしまうもの。
SPFはあくまでも「肌の外側」の日焼け防止。対してPAは、「肌の内側」にダメージを与える紫外線をカットする値なんです。
肌の内側・・・ということは、肌細胞そのものにダメージを与えるということ。これは、肌のシミやシワ、インナードライといった、リカバリーができないもの・・・通称「肌老化」の大きな原因となります。
現在の主流はPAの値が+++~++++(最大値)がほとんどです。+が2つより3つ、3つより4つ、という感じで選ぶのが日焼け止めの賢い選び方。両方のバランスやお財布事情も考えながら、暑い季節を乗り越えられる日焼け止めを探してみて下さいね。

※それでもアレルギーが出ちゃう!肌が痒くなったり赤くなったりして使えない!という方は※

ちょっと値段は上がりますが、アレルギー対応の日焼け止めもあります。
前編から上がっている「紫外線吸収剤」の他にも「紫外線拡散剤」という成分を使った日焼け止めがあるので、そちらがオススメ。
こちらは「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」「敏感肌対応」という表記で販売されています。
ただし、紫外線吸収剤よりもSPFやPAの数値はどうしても低くなります。さらに、紫外線を化学変化で無効化するのではなく、紫外線を「反射」して防ぐという理屈上、見た目があまりよろしくありません。
白く浮いてしまったり、ベタベタしたり・・・。
現在でも改善のための研究が進められていますが、どうにもならない部分もあります。こまめな塗り直しや、他のUVカットアイテムと併用する、アレルギーが出ない部分は紫外線吸収剤成分の日焼け止めを使う等、ちょっとした工夫が必要となってきます。
ここで「めんどくさ~い!」となってしまうと、10年後の肌は確実にボロボロになります。
やれることは、しっかりやっていくこと。5年後、10年後の「キレイ」を守る大切な手段ですよ。

それでは最後に、先生の格言をどうぞ☆

SPFの真実を知って、びっくりした方も多いと思います。でも、「正しい知識」で選んでこそ、日焼け止めの効果も出て、モチベーションにも繋がる。そして、美肌を維持できる大きなポイントになるのです。

ちなみに、先生と春日たろうの日焼け止めはこんな感じです↓

数値に踊らされるのではなく、「自分に合った日焼け止め」を根気よく探していくこと!これがベスト、と胸に刻んで、暑い夏を乗り切っていきましょうね。

いつも読んでいただき、本当にありがとうございます! サポートはさらなるコラム充実のため、アイテムのレビューや使い方研究に使用させていただきます。