SNSの日常

我々の心は二つの大きな病気を持っている
一つは世代を超えて復讐心を伝えていく衝動
そして人々を個人として見るのではなく、集団としてのレッテルを貼りたがる傾向

リチャード・ドーキンス

日頃から耳にするニュース
SNSでの炎上騒ぎ
そして周りの至る所で聞かれる
出所が分からない噂話の数々

これだから
あの国の人は
あの集団は
昭和のおじさんは
チャラいカッコした若い子達は

そんな感じでレッテルを貼っていく
そこには十人十色の「個」があるのに
ステレオタイプでは一括りにできない人が
その中にはたくさんいるのに

今日も見かけたSNSでの出来事
全体の一部を切り取って
全てを分かったかのように
笑う
見下す
晒す

大きなうねりは
発信元の手を離れ
手に負えないほど勢いを増す
本当に人は
一体何を作ってしまったのだろう

簡単に世界と繋がることができる
簡単に自分の意見を世に広められる
でも
その後の結果の責任は誰も取らない
想像力の欠如

どうしてもそうなってしまう
少数 VS 多数
SNSの世界では兎角そう
味方の数が多いほど「正義」と勘違い
よくない傾向

埋もれて潰される少数
「たった一つの願い」は
人の数だけあるのに
心を
思いを
言葉を伝えるって本当に難しい