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リモート×乳児の子育てで感じること

去年末にnoteを開設してから、何にも投稿してなかったけど、そろそろ書いていこうかと思います。

XRのこととか真面目な話はメディアに書いているので、こちらはただ書きたいことを書き散らす…。

2020年12月上旬、XR Kaigiという自社としては最大のオンラインイベントが終わった翌日に子供が産まれました。

コロナの状況でリモートワークをしているところに、新生児の子育てという変動要素が加わって3ヶ月半ほどが経過。最初は不安しかなかったが、ちょうど3ヶ月ということもあり、リモートワークで子育てについて振り返ってみたい。

そもそもの前提

僕はVRやARをテーマにした小さな会社の代表をしている。2020年3月に最初の非常事態宣言が出た頃から会社はフルリモートに移行。社内制度を、手当などリモート向けに刷新して、2021年3月末時点でも継続中。満員電車が大嫌いなので東京・飯田橋の事務所から徒歩圏内に住んでいたが…自分自身もほとんどオフィスにはいかない毎日が続いている。

2020年9月からは、どうせフルリモートだし、ということで里帰りする妻についていくことにして大阪に滞在。会社ではオンラインでセミナーをしたり、カンファレンスを開いたりしてるけど、登壇時も基本的にはリモート参加。XR Kaigiの基調講演も、当日の連絡も全て大阪から行っていた。東京のオフィスで配信のハンドリングをしてくれた皆さんの活躍あってこそ、僕は大阪から全てのことを済ませることができた。

1月下旬には関東に戻ってきて、今は横浜に住んでいる。

利点1:子供と一緒にいる時間が平日も自然ととれる

もともと僕は残念ながら仕事に打ち込んでしまう方なので仕事をしている時間が長いし四六時中仕事のこともしくはXRのことを考えている。もしフルリモートじゃなかったら、子供が生まれても毎日オフィスに行き、朝から夜遅くまで仕事をしていた可能性は高い。そして、毎年10回近い海外出張、数々の国内出張に行って家を不在にすることも多かっただろう。毎年1月頭にラスベガスで開催されるCESが2021年はオンラインだったのは本当に幸いだった。

乳児のうちはまだ一緒に遊ぶことはできないけれど、泣きわめいているときに抱っことか相手をしたり、おむつを換えたり、妻が用事を済ませている間に面倒を見たり、といったことが部屋を出るだけでできるのはとても良い。我が家はいま、17時半頃に子供をお風呂に入れているが、これも僕が家にいないと妻のワンオペを強いることになってしまう。

3ヶ月頃にもなると笑ったり、手足をバタつかせたりするので、子供の機嫌がいいときは手足を触ったり、話しかけたり、抱っこしたりして、多少遊ぶことで気晴らしにもなっている。

乳幼児期に父親が育児に積極的に関与することが、子どもの社会性の発達や社会生活能力を促す、ということも言われているから、きっと子供にとっても良いことなんだろう。

利点2:毎日の成長や変化に気づける

子供は毎日変わっていく。それが子育ての楽しいパートと言う人も多い。自分自身、しわくちゃで何もできない新生児が、わずか3ヶ月で体重も倍になって表情を顔に浮かべるようになり、起きたり泣いたり排泄をするペースが全然変わっていくのを目の当たりにして、頭では分かっていたが新鮮な驚きの毎日だ。

ハイハイはまだできないが、四つん這いにして床に置くと、必死に手足を動かして反応が変わってきている。遊んでるときの笑い方や表情もちょっとずつだけど毎日違う。

接する時間が長いほど、細かなことに気づけるかと思うとこれもまた楽しみになる。泣き止まなかったりして悩まされるときは「なんでこんな不完全なまま生まれてくるんだ」と思うこともあるけれど、生まれたてのこの成長速度を毎日伴走できるのは面白い。

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利点3:育児が可視化される

リビングの扉を閉めて、自分の部屋の扉を閉めればほぼ遮断はされる。が、トイレに行くために部屋を出たり、飲み物をとりにリビングにいったらそのときの状態が分かる。仕事をしている間は妻がほぼワンオペで育児をしてくれていて、そのときに2人が何をしているのか、どんなことが起きているのかが、多少なりとも窺い知れる。

僕にとってはすごく大事なことだ。家にいなかったら、きっと一日を振り返る会話や動画でしか分からない。情報量は全く異なる。ましてや空気感や緊張感、その時々の大変さというものは分かりようがない。

何より子育てというのは共同プロジェクトだと思うので、アンバランスな状態が起きると気持ちのすれ違いにも発展しうる。見えていない状態よりも見えている方が良い。

課題:集中しにくくなる

良かったという話ばかり並び立ててきたが、一番気になるのはこれだ。特に、原稿執筆や資料作成とか戦略を考えるときなど集中したいときとの相性が悪い。扉を閉めていても、ギャン泣きは聴こえてくるし、グズってる状況でリビングを離れるときはその後がどうなっているか心配になってしまう。

原始的ではあるが気をつけているのは、環境そのものも遮断するかそもそも時間をずらすということで、
 ・ヘッドホンを使う
 ・子供の機嫌が良い朝早い時間や寝た夜遅くに作業時間を持ってくる
といった対策を試みている。

試行錯誤は続く

もちろん、いま十分に子育てに関わる時間がとれているかというとそうではない。一日中打合せで部屋から出れないこともあるし、スケジュール通りにいかずに大幅に遅れてしまうことも多い。

それでも毎日一緒にいると、子供に関わる時間を増やそうという気持ちが生まれるし、何より部屋を出ればすぐに会える距離感はとても良いものだ。

ちなみに、最近は子供を肩掛けのスリングで寝かせながら打合せをしていることもある。泣いたり、突然声を上げたりしないかヒヤヒヤだけれど……。慣れてくれば、色々出来るんじゃないかと思っている。

今後、出張が復活するとどうなるのかというのが不安だったり。これから動き回るようになるとまた全く異なる状況にもなるはず。

なんにせよ動きの早い毎日なのでこれからもnoteに備忘録的に残していこう。

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