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効率的に仕事を行うには

誰もが効率的に仕事をしたい

 誰もが効率的に仕事を実施したいものです。でも人にはそれぞれ特徴があり、早いが雑、遅いが丁寧のように仕事の進め方にも個性があり、効率にもついても得意、不得意があります。ですが限られた時間の中で大きな成果を出すためには、効率的に仕事ができるに越したことはなく、効率化が図れる方法はどんどん取り入れるべきと思います。
 色んな効率があると思いますが本日お話ししたい内容は、仕組み(制度)を構築して実施する効率化ではなく、個人の仕事の効率について書きたいと思います。

どうやって効率化するの?

 効率的に仕事をしたがる人、言い換えると最短ルートで仕事を進めたがる人がいますよね。これまで私が一緒に仕事をした方の傾向になりますが、効率的に短時間で仕事を片付けることに重点を置いている人に多いのが、効率化を勘違いした省略化です。省略をしますので、仕事が雑で手抜きになります。そのことが、お客様のクレームにつながりやり直しになったりしますので、最初の手抜き作業の80%とやり直し作業の100%で180%の作業量になります。自分で処理できない場合は、上司や周りの同僚に後処理や応援してもらうことになり迷惑をかけてしまいます。その取引自体は、2度作業を行っておりますので、もちろん儲けがなくマイナスです。「このぐらいでいいや」「まぁー大丈夫やろう」そのちょっとした甘い気持ちが大やけどにつながるのです。
 それでは、効率的に仕事をするためにはどうすればよいでしょう。それは、「100%の全力で仕事に取り組むこと」これが一番の効率化です。100%で取り組むことで、180%の仕事量になるリスクを回避するのです。いくら注意をしていたとしても、時には失敗をしてしまい取引がマイナスになることもあるでしょう。ですがそれは極まれなケースであり、100%を持続させていくことで、99%、98%と熟練度による効率化が図れてくると思います。

苦労は買ってでもせよ

 「苦労は買ってでもせよ」や、「可愛い子には旅をさせよ」という言葉がありますが、その通りで将来の自分の為に苦労や辛い経験はした方が大きく成長できると思います。
 私は大学を卒業して23歳の時、東京のソフトウェア会社に就職しました。新卒20名で構成された社長直轄の新しい部署に配属されました。1か月の研修が終わり、担当エリアと企業リストを渡されて、「テレアポもしくは飛び込み営業で、ニーズのある企業を見つけ、年間で何件受注を獲得してください。」と言われました。もちろん毎日、夕方、上司に報告をしてアドバイスをいただいているのですが、社会での話し方もわからないし、飛び込み営業は怖いし、高層ビルだらけの知らない東京ですし、おまけに私は久留米弁なまりと、大都市東京という大海原に捨てられた気分でした。仕事が終わった後、同期に付き合ってもらいメールの文章(標準語か久留米弁か)の添削してもらったり、応酬話法をしあったり、会社の皆さんに助けてもらいながら仕事を覚えていきました。
 社長は、本当はすぐにでも結果を出さないと資金繰りが苦しい状況だったはずです。もちろん、社長直轄の部署ですから日々怒られたりどなられたりしていました。ですが、私たち新卒20名が成長するまでの猶予を暗に許してくれていました。
 大事な商談に失敗したことも何度もあります。説明が上手な人が行けば受注できていたのかもしれません。でも、将来を見据えて、私に失敗のチャンスをいただいていたのです。そのような恵まれた環境で私は営業を学ぶことができました。私の営業手法は、営業が上手な人から教えられたものではなく、本番の環境で実際の体験で作ってきた営業なのです。ですから、私の優しい性格?通り、少々押しが弱いのかもしれませんが、商品を購入する相手のことを想った営業ができているという自負はあります。遠回りの環境を与えていただいたおかげで、誠実な営業をする人間に育つことができたと思っております。完全に恩返しができる前に退職してしまいましたが、前職の社長には今でも心から感謝しております。

人生に近道はない

 楽をして稼ぐことができれば良いのでしょうが、そんな都合の良いことはなく、楽を選べば成長ができずに、後からその苦労が舞い降りで来るのでしょう。結局、人生に近道はないのです。
 苦労という簡単ではない挑戦を、嫌がりながらするのか、楽しみながらするのか、心構えはあなた自身で選ぶことができると思います。でもどうせやるのであれば、とてつもなく大きな壁だったとしても、ぜひポジティブに楽しみながら取り組んでほしいです。そのような繰り返しが、あなたを大きく飛躍させると思います。それがこの章で話している効率化のことなんだと思います。

仕事に取り組む上で大切な事。テクニカルな内容より心の部分を重要視した文章を心がけています。皆さまのサポートよろしくお願いします。