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SNSなしでWeb漫画の情報を集めるやり方

この記事の要約
・TwitterがやばいことになってるからSNSなしで情報収集する手段が必要
・SNSなしでWeb漫画の情報収集する方法は以下の通り
 1. Wiki等を参考に出版社名で検索する
 2.漫画家の名前で検索する
 3. 各種サイト・アプリを巡回していく
 4. FeedlyというRSSリーダーを使用してみる


SNSデトックス最高!!

 2,3年前にTwitterを辞めてから精神的にも時間的にも余裕が出てきた.その余裕ができた時間で商業系(出版社が運営してる)Web漫画をたくさん読むようになった.

 Web漫画を読むこと自体はTwitterを辞める前からやってたが,辞めた後からはさらにダウンロードしたアプリやブックマークしたサイトが増える状態となった.

 飽きることなくアプリやサイトの巡回をして色んなWeb漫画を読んだり最新の情報を入手していることを友人に話したら,「そのノウハウをまとめてみたら?」ってことになったのでまとめてみる.

どういった人を想定してまとめてるかという点を挙げると次のようになる.

  • 情報収集のためにTwitterを使っているがうまくいかない人

  • 何個かWeb漫画のアプリをインストールしたりサイトをブクマしているが,もっと他のアプリやサイトを知りたい人

  • 効率良くWeb漫画の最新情報を入手する方法を知りたい人


長い前置き

 ここからは長い前置き.方法が知りたい方はここをすっ飛ばしても構いません.Web漫画の人気っぷりと最近聞いたTwitterの状況についてまとめる.

Web漫画の存在の大きさ

 Webで漫画を読む人は多いと思う.マナミナの調査では「LINEマンガ」「ピッコマ」が出版社のマンガアプリにダブルスコアをつけてユーザを獲得している.これは出版社の垣根を超えて漫画を集めたアプリの方が,人気のある漫画をスキマ時間等で気軽に読めるようになっているからだろう.

 とは言っても出版社のマンガアプリもかなりのユーザ数を獲得していることが伺える.それは漫画出版社がWeb漫画を運営するとなると読みたくなる人が大勢いることを意味するだろう.

 Web漫画発の作品がどれだけ人気を博しているかについてもご存知の通りだ.例えば去年アニメで大ヒットした『SPY×FAMILY』は集英社が運営するアプリ『少年ジャンプ+』で連載されているWeb漫画を原作とするものだ.

 あるいは漫画系の賞で『次にくるマンガ大賞』は「Web漫画部門」を設けていたり,『この漫画がすごい!2023』のオンナ編で1位に輝いた『天幕のジャードゥーガル』は秋田書店が運営する漫画サイト『Souffle』で連載されている.

 業界の動きで紙の雑誌が休刊しアプリに統合される事態も発生している.

イブニングは、2023年2月28日発売の「イブニング6号」をもって休刊することとなりました。
(中略)
3月以降はモーニング編集部と合流し、いくつかの作品は講談社漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載を継続する予定です。

イブニング休刊のお知らせ

 こういった状況を踏まえるとWeb漫画の存在は積極的に関わっていきたいところである.しかし,ネットの海は広大すぎてどうやって辿り着くか,そして最新の情報を追っかけていくかは難しい.


Twitterクライシス

 じゃあSNSを使えば,最新情報を追っかけたり,知らない漫画に出会える機会が増えるじゃんと思える.

 情報収集の一環としてSNSを使っている,あるいは使っていたという人は多いだろう.私もそうだった.しかし,Twitterを使っていた頃に感じていたこととして,SNSは情報収集に向いていない

 お気に入りの作家をフォローすれば新作の情報を追うことはできると夢見ていたが,実際は仲良くしていた人のツイートや情報収集のためにフォローしていた他のアカウントからのツイートに埋もれてしまい情報を追っかけることが難しい.ツイ廃がいたらすぐ流れていくし. 

 イーロンマスクがCEOになってからTwitterがヤバいことになっていると聞いた.Twitterから他のSNSサービスへ移る人が増えたり,サードパーティ製のTwitterアプリが軒並み死んだり,APIが有料化したり,AWSへの支払いを渋っていたり,大きな障害を起こしたり…

 こうなってくるとSNSに頼らずにWeb漫画の情報を収集して,最新情報を追っかけなくちゃいけなくなる.


SNSなしで情報を収集する方法

1. どうやってWeb漫画に辿り着けるか

  • ブラウザやアプリストアで検索する

 愚直に以下の方法をやってきた.

(出版社名)+ ウェブ漫画」で検索

 とにかく思いつく限りの出版社名を片っ端からアプリストアやブラウザで検索した.「集英社 ウェブマンガ」…「小学館 ウェブコミック」…etc…

 アプリストアで検索して出てきたアプリケーションを片っ端からダウンロードしたり.

 ブラウザで検索も同様にして出てきたサイトは片っ端からブックマーク.

 ちなみに現在ダウンロードしているマンガアプリの合計は19個で合計容量は約3.89GB,平均は210MBとなっている.一番容量が大きいのは白泉社の『マンガPark』で472.8MB,一番小さいのはスクエアエニックス社の『ガンガンONLINE』で16.6MBだった.
 どのアプリを入れるかはお気に入り度合いとスマホ・タブレットのストレージ容量と相談してほしい.

 世の中には出版社の数が多い.Wikipediaの漫画出版社のカテゴリーだけでも64種類もある.

 その中からさらにWeb漫画のサイト・アプリを一覧化したWikipediaの記事は膨大なリストとなっている.

 この中から自分に合うサイト・アプリを見つけ出す作業は大変非効率で骨が折れてしまう作業となってしまう.自分がよく読む漫画の出版社,あるいは名前は知っている出版社で検索することから始めることをおすすめする.


  • 漫画家の名前で検索する

 漫画家は必ずしも一つの場所で連載しているとは限らない.複数の雑誌で掛け持ちをしていたり,例えばジャンプで連載していた漫画家が今度は別の出版社の雑誌で連載を始めたということはある.

 Web漫画においても同じことが言える.例えばゆずチリ先生は講談社の「マガポケ」で『きみとピコピコ』を,新潮社の「くらげバンチ」で『妄想先生』を掛け持ちで連載している.(これらの連載前は小学館の「サンデーうぇぶり」で『漫画学科のない大学』(2017〜)を,「くらげバンチ」で『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』(2018〜)を連載していた.)

 今お気に入りの漫画があるなら是非その作者名で検索してみることをおすすめする.その人の掛け持ちや過去作を連載しているWeb漫画サイト・アプリがでてくるかもしれない.

 このやり方をおすすめする理由は,巡回しているサイト・アプリ以外での連載情報を知ることができることにある.巡回するサイト・アプリが固定されてしまうと,それ以外のことについて情報が遅れてしまうことは私もよくやってしまう.


2. どうやって最新情報を追っかけるか

 次にWeb漫画の最新情報をどうやって追っかけるかについて紹介する.

  • 巡回する

 これはWeb漫画が毎日更新され続けているのでやっていることだ.
私の場合は朝起きて4〜5個のサイト・アプリを開いて読む,お昼12時に更新されるサイトを開いて読むといった習慣が定着してしまっている.

 紙の漫画雑誌は週刊ないし月刊として毎週特定の曜日,あるいは毎月特定の日に発売されるが,Web漫画は毎日更新されていく.例えば『週刊少年ジャンプ』は毎週月曜日に発売されるが,『ジャンプ+』は毎日何らかの作品が更新されている(ジャンプ+に連載されている作品自体は基本的に隔週更新となっている).

 そのため巡回が一見すると無味乾燥な作業のように見えるが,お気に入りの作品がサイト・アプリを超えて多くなればなるほどそれを読むために様々なサイト・アプリを高い頻度で開くことを意味しているのだ.

 Web漫画のサイト・アプリはただ作品を連載するだけではない.新連載や新刊の情報をも提供してくれる.日々のそういった巡回をこなすことで,そういった新情報を手に入れられる.


  • Feedlyという基本無料のサービスを利用する

 Feedlyとは簡単に言うと,登録しているニュースサイトに新着記事があればそれをお知らせしてくれるサービスである.RSSリーダーと聞いてピンとくる人はいるかもしれない.

 このようにマンガ専門のニュースサイトをフォローすれば,そのサイトに行かなくとも最新のニュースが一覧で見られる.

 このサービスを使うメリットは,巡回の負担が減ることにある.
 私もコミックナタリー等マンガ専門のサイトを利用しているが,それらは随時情報が更新されていくため,逐一複数のサイトを開いてチェックすることが負担となってしまう.

 しかし,Feedlyを開けば登録したサイトの新着ニュースをまとめて一覧として提供してくれるので,あとは気になった記事を開くだけで済む.巡回の負担が軽くなる.

 基本的にはニュース系のサイトをフォローすることとして使用しているが,これを応用すればWeb漫画サイトの更新情報を一覧化してくれることになる.そのため巡回に対して負担を感じる場合はこのサービスの使用をお勧めする.

 ただし,難点はUIが英語のみであるため,利用の際はGoogle翻訳等の使用が必要になる.


最後に

 ここまで読んでいただきありがとうございます.出版社名で片っ端から調べる泥臭いやり方になってしまいますが,最初の苦労さえ乗り越えてしまえば賑やかなWeb漫画ライフが待ち受けること間違い無いと思います. 

 ただやはりWeb漫画サイトやアプリは数が多い現状を踏まえると,一つの参考となるように私が普段から使っているサイト・アプリを紹介する記事をいつか書いてまとめるかもしれません.

 また今回は出版社のWeb漫画サイト・アプリの調べ方について書いてきましたが,個人が運営するWeb漫画については書きませんでした.昔はWeb Comic Rankingというサイトがあったので,個人ブログに掲載の漫画の情報を得られることができました.しかしWCRが閉鎖してしまった今となってはそういった漫画に出会うことが非常に難しくなったからです.

 個人ブログにて運営されているWeb漫画の情報収集方法については私も未熟なところになりますので,何か知見のある方はご意見ください.

 Web漫画は日々何らかの更新があります.今日は何が更新されているかチェックするために巡回をこなしていけば新しい出会いがあるかも.
 私はもう暇があれば息をするように漫画アプリを開いてしまう癖が着いてしまいました.

 最後になりますが,この記事を読んで良かった・面白かったと思いになりましたら,有料記事としてご購入いただけますと私の励みになります.
 有料部分には私がおすすめするWeb漫画を5作品紹介してますので,気になる方も是非ご購入をお願いします.

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