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大学職員日記-14- 前期に出会ったこと

こんにちは。日夜です。更新するぞ!と意気込んでいたのですが、だいぶ更新があいてしまいました。あっという間に7月も終盤になりましたね。

新入生や1年ぶりにキャンパスに戻ってきた学生さんたちも前期授業が終わり、試験期間が始まりました。
私の学生時代も(?)ヒイヒイ言いながら試験勉強やレポートをやっていたのですが、レポートって意外と大変ですよね、、、書いて、「できた!」と思い印刷すると誤字脱字、支離滅裂な表現を見つけるのはなぜなのでしょうか…学生時代からPC上で校正するのが苦手なので、私は今でも提出するものは一度印刷して自分で赤入れして…という作業をしています。アナログ(笑)

緊急事態宣言などかなり状況は悪化していますが、私の勤務しているキャンパスは感染対策を施しながら対面授業を継続していますので、このまま、夏休みを迎えられることを祈るばかり…

学生さんが戻ってきたら面白いことがたくさんあった

学生さんが大学に来ると、面白いことがたくさんおきます。

毎日の窓口での他愛のない会話がこんなに楽しいんだなあと窓口部署の魅力を再確認できた前期でした。
・メールでのやりとりや電話でのやりとり、氏名を言ってくれなくて「君の名は?」が多発した(笑)お願いだから学生番号は書いてほしい!
・無理な要望を頂いてちょっとムッとした・・・(すみません)
・けがをした!倒れた!と連絡を受け、走って教室に向かったら指をちょっと切っただけだった
・友達からもらったプレゼントを教室に忘れて困っているという相談
もちろん、面白い、楽しいことばかりではなかったのですが
おもしろい、学生がキャンパスにいるからならではだよな!と思うことがたくさんありました。
そういえば、アクリルパーテーション越しって、本当に声が聞こえないですよね…聞き返しながらの対応、学生さんにも申し訳ない・・・。

個人的には高校までの18年ほどでもかなりたくさんの人に出会えたと思うのですが、それでも自分自身が大学4年間で得られた自分の知らないことを知っている人との出会い、自分が想像しなかった環境を知っている人との出会いというものはとても価値があったと思っていて、「学生生活」=「授業、単位取得、学位取得」だけではない、という意見には同意します。
だから、学生さんが大学に戻ってきて、気を付けながらでも学生生活が動き出したこと、対面を基本に今年度運営をしようと判断した本学の考えに感謝しています(コロナ禍において適切か、対面や通学に不安を覚える意見があるということは重々承知しています、そして本学も全面的に対面形式ではまだありません)。
夏休みも気を付けて過ごすことにはなりますが、また後期も楽しく学生さんたちの学生生活のサポートができたら、と思っています(だからお互い感染しないように気を付けよう、とも)。

メンターになりました

それから、今年度新入職員のメンターを務めることになりました。
本学のメンター制度は原則年次の近い職員で部署が異なる職員が担当になり、数回の全体研修や定期的な面談などを行うことになっています。
指名していただいたことはものすごくうれしかったのですが、すんなり「頑張ります!」と言い切れなかった私…

なぜなら私が1年目だった頃のことを思い返してみると「何に困っているかもわからない」状況だったので(苦笑)、メンターとの面談時間は自身について少し客観的に見ることができる貴重な時間になっていて、そして目標にできる素敵な先輩に出会えた機会だったから・・・そう思うと・・・責任重大すぎるわけで・・・。

メンターとは何か?というところからのスタート

わからない言葉があったらすぐに検索できるのは本当にありがたいことで。まずはメンターとは何か、というところから確認してみることにしました。
コトバンクで検索してみたところ、下記の通り定義されていました。

「良き指導者」「優れた助言者」「恩師」の意。自分自身の仕事やキャリアの手本となり、助言・指導をしてくれる人材のことを指す。

なるほど。よき指導者、優れた助言者…う~ん。
「よき」とか「優れた」をどうやったら体現できるんでしょうか。

① 仕事の面でも、プライベートの面でも安心して相談できる人。
② どのような相談でも、共に悩み、考え、支え、称えてくれる人。
③ できる範囲で、有形無形問わず、力になってくれる人。
④ 特別に振る舞うことはせず、ありのままの態度で接してくれる人。
⑤ 同じ目線で、フラット(対等)な立場で対話してくれる人。
⑥ メンティーと共に、成長する人
※日本メンター協会HPより抜粋

HPにて出てきたメンターのイメージ6つ、これだと少しわかる気がします。
改めて考えてみると、特に「同じ目線で、フラット(対等)な立場で対話してくれる人」、これは私が自分のメンターの先輩に抱いていたイメージに近いと思いました。

突然完璧なメンターにはなれないわけで、これまで3か月ほどやってみたものの、まだ正解はわかりません。
期間が終わるころにはまずは、色々話を聞いてくれる人だったなあ~と思ってもらえたらいいな、と目標を掲げ、頑張っている最中です。

新しい道を選択した人にも出会った

就職活動をしていたとき、私は「結婚とか出産とか、自分のライフステージが変わってもお仕事を続けられる環境がある」ということも一つの基準にしていました。
その点で今の職場は私にとっては自分の気持ちに合致していて(周りでもその点について不満をおっしゃる先輩はいなかったので)、「みんなにとってもいいんだろうなあ」なんて思っていたのですが、1つ上の先輩が転職をされる、という報告を受けました。
その方は決して(お話を伺う限り)私の掲げていたような基準に合致しないから転職した、というわけではなかったのですが、自分のやりたいことがあった、とみんなの知らない場所で着々と次のスタートに向けて動いていらっしゃったこと、結果として新しい道に舵をきったことに、本当に尊敬の気持ちでいっぱいです。

こうやっていろんな人が増え、減り、そしていろんな考え方を混ぜる中で組織はよくなったり悪くなったりするし、良くも悪くも私たちができるんだよなあ、なんて思った夏休み前でした。

結局のところ、

繰返しになりますが、コロナ禍から前期、授業が対面で再開し始めたのを経験してみて、窓口部署だからこその「学生と関われる楽しさ」みたいなものを改めて感じました。
管理系の部署に行ったことがないので、それはそれの面白さ、やりがいがあるとは思うのですが、「この学生さんたちのために頑張っているんだよなあ」という気持ちはやっぱり忘れられない、真ん中に持っておくべき気持ちだと。
大学職員は大学で学ぶ学生がいるからこそ、頑張りがいがあるわけで。
コロナ禍でよかったことはあまり多くないのですが、その気持ちに気が付けたことは大きな収穫だったと思っています。窓口でお話させていただいた学生の皆さん、ありがとうございました。

しばし夏休みを頂いて、また後期に元気に会えますように。