ノマドワーカーとしてメキシコ5都市に試住してみた感想と各地の激推しグルメを紹介する
デジタルノマドのKOH(@KohNomad)です。
海外で暮らして4年。2020年は4ヶ国、21年は10ヶ国、22年も10ヶ国で暮らしました。
そうしているうちに世の中にはリモートワーカーが激増し「この仕事、別に海外でやっても同じじゃない?」と悟りを開く人々も。
しかし日本人にとって海外は基本的に危険で怖いところなので、実際にWork from Anywhere を体現する人はごく稀です。
ということで、実際に色んなところで仕事して生活している人がレビューを残していかないと続く人が情報に触れることができなくなってしまうので、ここにメキシコ5都市でのノマド暮らしのレポートを残します。
メキシコは日本の5倍の国土を誇る広大な国で、各都市では全く色が違うんです。ノマド暮らしでわりと重要な現地の激推しグルメ情報も掲載しています。
1. ロスカボス
ロサンゼルスから2.5時間のフライトで着くロスカボス。
みんなロスカボスと呼ぶが、具体的にロスカボスがどこを指すのかはわかっておらず、サンホセデスカルボとカボサンルカスという2つの街を総称しているような雰囲気だ。
車で30分ほど距離に隣接する2つの街は、
ゆっくり静かに過ごすなら、サンホセデスカルボ
わいわいと賑やかに過ごすなら、カボサンルカス
このような雰囲気の違いがあるようで、今回は静かなサンホセデスカルボに行ってみた。
この街はサボテンの生えたハワイ。主にカリフォルニアからの観光客で産業が成り立っているようで、物価にメキシコ感は薄くアメリカ寄り。
たとえばローカル食堂のタコス価格は首都の3倍。遊休地なのでカフェやコワーキングが充実しているわけもなく、ノマド暮らしの相性は微妙。
しかしながらデジタルノマド先進地域である米国・中米・西欧あたりの暮らしはノマドに最適化したCo-Living「outsite」がある。
人気すぎて1ヶ月前くらいからじゃないと予約が取れないからフラフラ系にはちょっと難しい…と思って公式サイトからの予約は諦めたものの、Airbnbからだと予約が空いていた。
夜はOUTSITEのコミュニティマネージャーやメンバーと食事に出かけたり、ただ泊まるだけではなく、様々な国のノマドたちと交流できる付加価値は高い。
そんなロスカボスの激推しグルメはこちら🍽
Trópico Mariscosの海老タコス
道ゆく人が聞いてもないのにおすすめしてくるレベル。それが2度あったので流石に食べに行ったら、革命的なエビのプリプリ食感に感動。タコス価格が首都の3倍でもこれは納得のクオリティ。
Café de Lolitaのコンチャ
コンチャはスペイン語で貝という意味。このコンチャはそうでもないが、一般的には表面に筋状の溝があって帆立貝のような形状をしている。
実際に貝エキスが入っているわけではなく、その味はメロンパンそのもの。メロンパンがメロンの味がしないのいと同じ理屈だ。
そしてこれがもちふわ濃厚バターでめっちゃくちゃ美味い。しかし、ここ以外のコンチャでは当たりを引けず、基本的にはパサついた食感なのでこのカフェに限った一品にとどまる。
Coffee Labのオムレツ
Co-LivingのOUTSITEに併設していて、ほぼ毎朝食べていた。
最初はオムレツなだけあって何も期待していなかったが、今まで食べたオムレツの中で群を抜いて美味かった。
オムレツ内のチーズの溶け具合が作り手によって安定しないが、そこはご愛嬌。辛めのソースもアボカドも美味しすぎ。
2. ケレタロ
ケレタロはAirbnbの良物件が豊富。1泊$40前後でかなり快適。
休日は地元のビール醸造所のブランチビュッフェとテイスティングセットが特に最高!
中南米唯一の日系ホテル「FUJITAYA」は出張者や日系コミュニティの重要拠点となっていて口コミもとてもいい。
あんまり忠実に撮れてないけど、そしてケレタロの夕焼けは紅色が力強くて好みだった。
そんなケレタロの激推しグルメはこちら🍽
すき家
「すき家かい!」
そう、すき家だ。メキシコには首都のメキシコシティとケレタロにすき家が進出している。シンプルにすき家が好きなんだ。
ちなみメキシコ観光省公認Visit Mexico Japanの中のひとは、やたらとすき家に詳しい。
GOEN Fujitayaのマグロ
「マグロが美味すぎる」と評判ケレタロ州GOEN-Fujitayaの開店1周年に行ってきた。この日はマグロの解体ショーだったが、通常メニューでも出ているのでご安心を。
Cervecería Hérculesブランチビュッフェ
前述のビールテイスティングセットの醸造所。激うまクラフトビールを飲みながらのナチョスが止まらなかった…!
3. メキシコシティ(CDMX)
メキシコシティは現地の言葉でCiudad de Méxicoと言い、略称は「CDMX」
現地だけではなくインターネットで見る日本語のメキシコ情報でも頻繁に使用されるワードなので、これを知らないと色々と情報収集の理解が進まない。
そんなCDMXの中心地にあるノマド御用達のホステルViajero CDMX Centro Hostelはコーヒー無料・コワーキング併設・レストラン併設でとても仕事しやすい。
CDMXは東京並みの大都市で、ラッシュアワーの道路は30分のところ1.5時間かかる。歩道のキャリア通信は弱いものの、地下鉄は電波が入る。
ということで、ほとんどの時間をこの聖域から出ずに過ごした。
そんなメキシコシティの激推しグルメはこちら🍽
Ten Teke Tenの台湾まぜそば
メキシコシティは標高2240m、14℃、1018hPa。よって沸点は93.02℃のため、麺の茹でに難があり、ラーメン類は麺がイマイチなことが多々ある。
そんな環境でこの台湾まぜそばは麺が美味い。めっちゃくちゃ美味い。
Kuraの寿司セット
そこそこお値段はするものの、質の高い寿司を摂取できる。いいことがあった日や、なんとなくむしゃくしゃする日にこの寿司を食べれるのはありがたい環境だ。
通称世界一のタコス、Taquería Revolución
この店の向かいに友人の営む会社があり、そこのスタッフ全員が「世界一のタコス」呼ぶこのタコスは、間違いなくその名にふさわしいものだ。
彼らのおすすめメキシコ情報はひたすらに「世界一のタコス」なので、日頃からかなりの頻度でこのタコスを食べている様子が伺える。
4. サン・クリストバル・デ・ラス・カサス
ノマドの鉄板拠点CoLiving、Co.404の雰囲気が最高。
寝室からコワーキングスペースまで徒歩5秒アクセス。
コミュニティのメンバーたちもとてもフレンドリーで、世界の様々な国・メキシコの様々な都市から訪れるデジタルノマドたちと交流できる。
この街は山に囲まれていて空が近い景観が特徴的。そしてなんか英語がめっちゃ通じる。
1杯注文すると1つタパスがついてくるLa Viña de Baccoのコスパがえぐい。
そしてサン・クリストバル・デ・ラス・カサスの注意点としてはノマドの聖地であってデジタルノマドの聖地ではないことだ。
路上でのバスキングが認められていて、歩道のモバイルデータ通信がほぼ無いに等しい環境が物語っている。
しかし、屋内はどこもWiFiがあるのでリモートワークの作業環境に支障はない。
そしてこの街の雰囲気はそもそも動画で見た方がいい笑
世界中を旅しながら暮らす夫婦による海外VLOG「KOJIMAYU」さんのサンクリ愛がマリアナ海溝より深いから、サンクリが気になった人は動画でその雰囲気をチェックしてみてほしい!
そんなメキシコシティの激推しグルメはこちら🍽(怒涛の100%和食)
Wa Cafeの海老塩ラーメン
ラーメンは好みが分かれるものの、個人的には大ヒットでGoogleMapレビューはめっちゃ書いたしプロピナ(チップ)もやたら多めにお渡しした。三日酔のバイヤスはある。
Mikura Sushi&ComidaJaponesaの唐揚げ弁当
「プリ・ホロ・フワ」の3拍子が揃った唐揚げに思わず天井を見上げてしまう。来年にはリカーライセンスを取って居酒屋営業を始めたいそうで、今後のアップデートも気になる最高のレストラン。
nagahama misoの納豆
先に紹介したYouTuber、KOJIMAYU夫妻の紹介でやってきた自家製の日本食品販売店。いろんな自家製納豆を食べてきたが、自家製でおかめ納豆を超えるレベルは初めて。食材屋の枠を超えてもはや芸術の領域。
5. グアナファト
モーレツに美しい世界遺産の街。直径徒歩30分ほどのスモールシティで生活しやすい。
日系ゲストハウスEncounterが居酒屋の真上の階で最高。
夜間は受付のデスクを使って仕事していられる。
なんかここの街だけやたら治安がいいらしい。そして電波に困ることが全くなかった。
街にコワーキングスペースは無いので電源のあるカフェで作業。ここが行きつけ。
これといった激推しグルメに出会えていないけど、好きすぎて再訪確定。
そんなグアナファトの激推しグルメはこちら🍽
イダルゴ市場のカルニタス
ジョージアの首都トビリシでみんなの和食欲を支えてくれているデリカのお姉さんがおすすめしてくれたイダルゴ市場のカルニタス。市場の中にたくさんある屋台の中でも、ここだけが異常に客数が多いのですぐにわかる。
カルニタスとは豚肉のホロホロ煮のことで、これはもう少し近所だったら毎日食べたいくらいだ。
FRANCISCA ENOTECA & COCINAのハム&チーズプレート
メキシコはワインのイメージがあまりないが、どんなものかと思ってバーに入ってみたら完全に優勝。
好みを伝えたらママがセレクトしてくれるので気が楽で、料理もワインに合わせたものをお薦めしてくれる。そもそも苦手なのになぜか注文したラムステーキはにおいがダメだったものの、ハム&チーズプレートは最高。
タイミングを見計らって料理がサーブされるなど、色々と質が高い。
料金はお手頃ではないが質がいいのでデートとかにいいかも。
Hostal Encounter Guanajuatoの天むす
友人の営むホステルEncounter Guanajuatoのは、この居酒屋の上にある。ということで寝ても起きてもすぐ和食が食べれて最高。
ランチの惣菜や、締めのラーメン、サーモンボウルなどどれをピックアップするか迷った結果、天むすと味噌汁のセットが至高と結論づけた。
しかもこのホステル1泊2000円とかで泊まれるので拠点としての機能性が抜群。あと洗濯機を自由に使えるのが地味にアツい。宿泊者は居酒屋メニューがたしか15%OFFになるという切り札もあってEncounterしか勝たぬ。
メキシコ5都市でノマド暮らしをしてみた結果、世界遺産の街グアナファトでのノマド暮らしは最高of最高だ。
年間10カ国で生活しているけど、初めて滞在延長のカードを引いた街、グアナファト。
そんな激推しの街グアナファトを、1ヶ月で10のノマド職種を体験する海外ワークショップ「ノマドニア」の第4の開催都市とした。
グアナファトでの幸福な日々をより多くの人に共有したい。それは字面の情報ではなく、実体験としてだ。
ぼく自身もノマドニアのワークショップ講師としてグアナファトに再訪する。
そして今回、講師の募集はしない。というか運営メンバーのみんながグアナファトに行きたすぎてメキシコで大集合することになり、公募枠が消えた。
ということでまた東に用事を作ってしまったため、ぼくは世界2周目の旅暮らしが始まる。
夢中になれる仕事で、場所にとらわれない働き方を実現したい人は、メキシコで会おう!
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