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人類のバランスと未来(ミームと人類の未来)

食物連鎖のピラミッド、人間は肉食ではなく、雑食で単体で比較すれば、一概に食物連鎖のピラミッドの頂点にいるとは定義できないが知恵・知識、道具を使い、協力すればどの動物よりも強いと言っていいだろう。しかし、そんなに強いヒトという生物は哺乳類・鳥類で数を比べれば、野生のネズミ・ハトなども数が多く、実数が確定しないためヒトが一番多いとは言えないが哺乳類・鳥類の中でヒトが多いのは確実であり、家畜やペットなども数が多い。前回、恐竜が絶滅した一因として体の大きさを挙げ、人間は頭、脳を大きくしたことで恐竜と同じような道をたどるという説を(さわり程度だけど)紹介しました。恐竜が増えすぎて環境が変わったように恐竜も自然界でのバランスが悪かったのではないか?専門家ではないのでただの想像ですがそう思います。そしてヒトは今、そのような状況になっている。
ヒトのバランス、このコロナ禍で感じたバランス、ピラミッドがあります。心理学のマズローの心理実現理論、欲求五段階説について意識しています。有名な三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)は生理的欲求の一つでそれ以外にも本能に近い欲求が生理的欲求に分類されていて、生理的欲求以外に安全の欲求、社会的欲求・愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求の5つから構成され、ピラミッド形式で表現されています。生理的欲求というのがピラミッドの一番下に配置され、一番強い欲求になっています。ただ、コロナ前からですが生理的欲求に変化が出てきているのではないか? そう感じていて、近年(?)、二次元のキャラに恋愛をする、現実の異性よりもそういった存在に惹かれる、恋心、欲情をする、そういう話を聞くことが増えた印象がありました。そしてコロナになり、マスク、ソーシャルディスタンスなどの予防策は余計にそういった流れを生むのではないか?と思うこともあります。自分は40過ぎのおっさんで今の若い人の感覚・意識はわからない。また心理的な部分は自分自身でさえもはっきりと素直に言葉にできないこともあり、表面的な意識調査をしてもわからない部分も多くあるだろうと思う。もしかしたら恋愛観及び性欲に対し感覚が変わってしまうのではないか?その可能性もあるのではないかと感じています。また食欲についても未来がどうなるのか?自粛生活、外食に制限がある中、食欲についても変化が起きても不思議ではない。
マズローの説は20世紀に提唱され、比較的新しい学説で今もいろんな学者が研究、修正した説が発表されていて、不完全であるし、そもそも心を正確にデータを取ることは無理であるから完全なものなど存在しないだろう。話がそれたが時代の流れ、コロナの影響で生理的欲求というのが変化する可能性もある。またコロナだけではないが戦争などの非常時というのは平時と同じような感覚、心理にはならない。コロナ禍の中で生理的な欲求よりもむしろ安全の欲求が強くなる、個人的にはそんな感覚を持った。どの実験、どんなこともそうだけど、条件、状況が変われば結果が変わる。平時と非常時で結果、内容が変わることも多いだろうと思うし、マズローの自己実現理論も変わることもあるように思います。
そしてそれはピラミッドのような簡単な形ではなく、プラモデルやレゴ(ブロック)のような複雑なもので入れ替えが起これば、その影響は大きくなるだろう。そしてこの世界は性善説のようなものではなく、いろんな人間がいる。また悪気がなくても、人類と地球のバランスを考え、新しい構造、新人類・人造人間をつくることを考える人も出てくるのではないかと思っている。前回の記事でも書いたが、人の社会からみればそれは否定すべきものだと思うけれど、生物という大きな視点から見た時、人造人間が間違いなのか?という思いも持ってしまう。
こんなことはフール・オン・ザ・ヒル、ガリレオのように頭が狂っているって思われるだろうし、自分自身、変人だと思う。しかし、天動説ではなく地動説を唱えたガリレオのように客観的視野、視点を持つことは大事であり、自分たちの視点だけで物事を決めつけることは誤りが起こる元だろう。

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