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タイムマシンに乗ってみた

読みに来て下さり、ありがとうございます。

長男が修学旅行に行っているため、二男が寂しがりすぎて機嫌が悪く、ご機嫌を取るのにひと苦労しているゆにです。
お兄ちゃんがいないのは、寂しくて落ち着かないらしい。
今日帰ってくるから、待っててね。

#挨拶文を楽しもう
#蒼広樹

先日、師匠のヤスさんがこんな記事を書いていました。
とても面白い記事なので、読んでいない方は是非読んでみてください。

「書けばどこへでもいける」って、すごいですよね。

読んでいたら、私もタイムマシン試したくなっちゃいました。
私が戻るとしたら…

「ただいま~遅くなってごめんね」

今日も仕事で疲れた。
相変わらず上司は鬼のように厳しいし、仕事じゃないところでも疲れるから参っちゃうな。
母と話したいことがたくさんあるけど、とりあえず先に荷物を部屋へ置きに行こうっと。

ガチャ。

「あ、おかえり~」

え、誰?
知らないおばさんが私のベッドから出てきた!

「私は、2024年のあなただよ。つまり私。よろしく!24歳の私」

は?どういうこと?未来の私ってこと?
確かに、口元のほくろは一緒。左手首のほくろもついてる。
私にすごく似ている気がする。

「わぁ、この机使ってたね!なつかしい!私さ、ドラえもんみたいに机の引き出しから出てくると思ってたのに、布団から出てきたの。間抜けな感じがするね」

何やら一人でずっとしゃべっている。

「あ、このアイシャドウ、懐かしい!今見てもやっぱりかわいいね。この香水もなつかしいなぁ。使ってたわ。一回つけすぎて、自分の香りに酔って気持ち悪くなったことあったよね。今日来てる服、勝負服だよね?会議でプレゼン担当だった?お疲れ様、緊張したでしょう。あとさ、本!本見せてよ。あ、これブックオフでまとめ買いした本じゃない?これ面白いよね。あれ?まだ読んでない?読みなよ~面白いから」

どこかで聞いたことがある声だし、確かに私みたいだ。

「ところで今日何月何日?えっと、9月かー。今一番メンタル病んでる時だね」

ドキッとした。本当にそうだからだ。
私は今失恋したばかりで辛い。
悪い男に引っかかるという痛手。
吹っ切れ始めたとはいえ、辛いものは辛いし、恋愛に希望が見いだせない。
一生独身を覚悟している。

「とりあえずさ。頑張ったんだから、ハイタッチしよっ」

勢いに押されてよくわからないまま、未来の私とハイタッチした。

「大丈夫大丈夫。未来の私が言うんだよ」

未来の私が明るく励ましてくる。

「私ってこの後恋愛しますか?結婚できますか?」

気になっていることを聞いた。
すると未来の私は少し考えてから答えた。

「それは答えられないな。だって、今教えちゃったら、今の私変わっちゃうもん。それは嫌。困っちゃう」

困るってことは、未来の私はそれなりにちゃんとやってるのかな。

「じゃあ、どうして過去に戻ってきたの?」

「それはね…自分で考えてほしいな。言えない。きっとわかるよ。私だから。大丈夫」

大丈夫って言われたら逆に不安しか湧いてこないんだけど。
と言いたいのを我慢していると、未来の私はまたベッドに戻った。

「そろそろ行くわ。時間切れだから。じゃあ、頑張れ!」

そういうと、未来の私は布団をかぶって消えた。

私はあっけにとられて、しばらくベッドを眺めていた。

「ゆに、ご飯用意できてるけど、まだ食べないの?」

母の声で我に返った。

私が戻りたいと思ったのは24歳の秋。
悪い男に引っかかって落ち込んでいるころ。

明日の記事で、この恋愛エピソードを書きます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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