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アナスタシアで推しが大優勝してた

昨年も昨年で、秋頃のお話。
だいぶ熟成させたのですが、あえて年明けに放出してみることにします。

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コロナ禍により上演中止、持っていたチケットが全て飛んだあの日から3年。

キリンもびっくりするほど首を長ーーーーくしてお待ちしてました。

ミュージカル「アナスタシア」行ってきました!!!


観たいキャストで絞り込んだら3公演しかなくて、
3公演ぜんぶ確保。

まあ絶対好きだとわかってたからね…
こういうときのヲタクには迷いがないのはあるあるだと思ってる。そうだと言って。


まあ兎にも角にも歌が上手い人しかいない耳福な舞台。

前に宝塚版も見たのですが、
宝塚ではディミトリをよりメインに見せる一方、今回だとアーニャが主役になるので、それによる見せ方の違いは結構端々に感じられた気がする。

あとは宝塚版よりずっとアーニャがたくましい(笑)
でも実際はこれくらいのたくましさがないと生き抜いてこられなかったよねえ、と思うので納得。


私が拝見したのは木下晴香さんアーニャでしたが、
なんだろうな、間合いの取り方が上手いからコミカルな場面もすごくテンポがいいし無理なく自然に笑いが起こる。

一方でたくましさの陰に抱える繊細さや揺れ動きもすごく感じられて、個人的にとてもイメージに近いアーニャだったな。

ロイヤルブルーのドレスも大変お似合いで。
あれはディミトリも見惚れちゃうよね。わかる。(誰)

Journey to the Past のパフォーマンスも圧巻でした。まさしく一ラス。


そしてディミトリは海宝直人さん。

わかってたんです。見たらますます沼にハマるって。

案の定です。出てきた瞬間から恋です。
きっとアラジンもこんな感じだったんだろうな…と幻の海宝アラジンを想う。なんなら途中でカーペット見えてた。

生き抜くためにズルも嘘もついてきたけど、
心のどこかでちゃんとまっすぐさを守って大人になってきた。
アーニャが惹かれた理由が詰まったディミトリだったなと思います。

My Petersbergが一番好きだったんだけど、観終わってみるとEverything to Win がものすごいじわじわと心に残りました。
アーニャの幸せと、自分の幸せ。その間で揺れる様子があまりに切なくてじんときてしまった。


そしてまたこの2人の歌の相性の良いこと良いこと…!!
歌唱力で殴られたがりな私にはもうドンピシャでございました。こういうの求めてた!!



そしてそこにさらに殴りかかってくるのが田代万里生さん演じるグレブ。

声の圧が只事ではない。
その威圧感と一糸乱れぬ動きがただただ怖い。まさしく動き一つで相手を萎縮させるし、一観客の私もビクッ!となってしまう瞬間もあり。

でも父の息子、という事実に縛られて苦しみ、
アーニャに心を揺らされ、
そんな人間臭さもまたなんとも魅力的な役だなと。

シンプルに、君も幸せにおなりよ。。という役どころではないのがまた難しいところなのですが、
いやあ、素晴らしいパフォーマンスでございました。



それ以外にも、煌びやかな衣装に、映像も活かした舞台美術の美しさ。
ムーラン・ルージュとはまた違う、魅せられる空間だったなあ。

しみじみ、思い出しただけで幸せが押し寄せます。


再演…ありませんか…偉い人…聞こえてますか…



再演を求む亡霊になりつつ、
とりあえずこの年明けには、海宝さんのコンサートも控えているわけなので、
きっとアナスタシアから歌ってくれるのではないかと!思ってますので!!

まずはそこでロス解消に努めたいと思います。楽しみだな!









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