見出し画像

ロシアの侵略、アメリカの動き。そして日本は。

こんにちは。
大学院受験に向けて勉強中のよっちゃんです。

心理学を学ぶことで、「考える力」をどこまで高められるのか、また、考えるヒントをどこまで伝えることができるのか

自分に挑戦の意味を込めて、今日はロシアの侵略とアメリカの動き、そして日本で高まりつつある「憲法改正案」について、勉強していることと関連づけながら記事にしていこうと思います。

ロシアの侵略

社会心理学の群集心理

ロシアの侵略はなぜ決定され、実行にうつされてしまったのか、その原因を社会心理学から考えていきます。

人が集団の中に入ると、「集団としての性格」に変わります。みんな戦っているからから、やろうという同調行動がロシアの中で起きています。

また、集団的浅慮といって、その集団の凝集性・秘密性が高いと正しい判断ができなくなる。ということも起き、強いリーダーや強いストレスの中だと正しい判断ができなくなるようです。

こうして起きる、危険度の高い選択をしてしまう事を集団極性化のなかの「リスキーシフト」といいます。

日本でも言葉としてある、「赤信号みんなで渡れば怖くない」の心理状態です。

自分一人で考えていたら絶対に起きえないことが、集団になると起きてしまう。集団の恐ろしさです。

アメリカの姿勢

対して、アメリカの姿勢はどうでしょうか。
ここでも集団的浅慮が起きて、リスキーシフトとは逆のコーシャスシフトが起きています。

コーシャスシフトとは、決断がより慎重になりすぎてしまって、行動が出来なくなってしまう状態です。

集団というのは、社会的促進といった効率が上がる利点もありますが、
社会的手抜き(没個性化)傍観者効果など、自分軸で考える事をやめてしまうという側面もあります。

この群集心理が戦争の歴史から研究されたということもあり、そういう緊急時では特に、リスキーシフトコーシャスシフトに陥りやすいということを頭に入れておく必要があるなと思います。


闘争-逃走反応


キャノンによる、闘争-逃走反応です。人は恐怖にさらされた時、戦うか逃げるかという二極化を選択しやすいというものです。
冷静な時は、様々な方法が浮かんでいても、いざ恐怖を目の前にすると二択しかなくなってしまう。
群集心理の集団極性化(リスキーシフトとコーシャスシフト)に似ているなと思いました。

そして日本は

岸田総理が、憲法改正を訴えています。
世論でも
「アメリカは守ってくれないから日本も軍事力を強化しないと」や
「核を保有する事である程度の抑止力になるのではないか」などの意見が出始めています。

先ほどの集団極性化を日本に当てはめてみると
リスキーシフト「日本も核を保有したり、軍事力を強化したりして、自国を自分の力で守りきれる武器をもつべきだ」

コーシャスシフト「日本は第二次世界大戦で、核は保有しないと決めた。平和を謳う国なのだから、核を保有したり、軍事力を強化したりしてはいけない」

どちらの決断もいわば「極端」なのだと思います。では、リスキーシフトでもコーシャスシフトでもない決断とは、どんなものがあるのでしょうか。


社会心理学 説得的コミュニケーション

社会心理学の説得的コミュニケーションです。この中の両面提示がされているか、つまり良い面と悪い面とが議論の上にのっているのかは、これから自分の意見を伝える際に意識していかなくてはいけないなと思います。

ちなみに、核保有のメリットは他国に対して抑止力になる。いざという時、応戦することができる。

デメリットは、爆弾をつくるということは、可能性によっては、また多くの被害者を出してしまう可能性が出てしまうこと。

みなさんなら、どう考えますか?

ちなみに私は現時点での考えですが、核保有には反対です。核は生まれてくる赤ちゃんや生態系にも影響を与える爆弾です。

これからは、「防災教育」に加えて「防衛教育」も必要になる時代になるのかもしれません。

それでも資本主義はアイデアの時代です。核を保有すればいい、という「目には目を歯には歯を」だけでない、新しい発想やアイデア、研究で自国を守り抜き、世界を良くしていく方向に発展できないものかと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?