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得意な分野でお役に立ちたい

先日、凄く疲れた晩に「も〜無理!本日の営業はこれにて終了!」とノートブックパソコンを勢い良く閉じた瞬間、ボキッと嫌な音がして、PCの蝶番がイッてしまった。

私の扱いが雑だったと後悔しても時既にお寿司、片方の蝶番は弾け飛んで中のケーブルが見えている。コレはマズい。下手に動かしたら画面は真っ暗になりそうだ。

慌ててガムテを持ってきてグラグラしないように固定してみたが、ノートブックを閉じられないのは非常に困る。これでは何処にも持ち運べないし、手持ちのPCは他にない。

いよいよ寝ようという時にこんな事故が起きるのは最悪だが、どうしようもないので一旦寝て、翌朝片っ端から修理屋を検索し、問い合わせのメールを送っていった。

10件くらい問い合わせた中、2件くらいはすぐ返事が来たが、店舗が遠かったりして少し躊躇っていると、近くもないがそれほど遠くもない修理屋から返信メールが来た。「写真を見る限り、修理すべきは蝶番ではなく、天板だと思います」と書いてある。問い合わせてみると、まずは天板を取り寄せるので、それが届いたらPCを持って来てもらえれば、1〜2日で直せるという。
返信も早くて具体的だし、料金体系や作業にかかる時間の説明も分かりやすく、電話口の女性の対応もとても良かったので、迷わず修理を頼む事にした。

で、昨日天板が店に届いたという連絡が来たので、今朝はPCのフタを開けたままマチの広い買い物袋に入れてお店に行き、4時間半ほど預けてジムへGO、午後にはすっかり元通りになったマイPCを持って帰途についた。

今回修理を依頼した店は、Google上での評判もとても高かったけれども、それに見合う神対応だった。
従業員は一人だろうか。私と同世代か少し年上くらいの可愛らしいオバちゃんが担当で、彼女が自ら直してくれたっぽい。料金も良心的だった。

私は職業柄PCがないと何も出来ないので、仕事道具が無事に直った安堵感はひとしおで、彼女のしご出来ぶりにはいたく感動してしまった。

いや〜、私もああなりたい!ちょっと大袈裟かもしれないけれど、人として生きている限りは、やっぱり自分の得意分野をどんどん活かして、他者を助けつつ、それでお金を稼ぎたい。
果たして今の私はそれが出来ているだろうか。対価以上のパフォーマンスを出せているだろうかと、分野は違えど、彼女の仕事っぷりを見て色々考えてしまった。

子育てにおいても、習い事の先生を決める時なんかに、初回の授業だけは私も見させてもらって、その後子供と話し合って通うかどうか決めるようにしているけれど、こういうのも先生によって授業はガラッと異なるので、良いお師匠を探す作業は、決して疎かにしてはいけないなと思ったり。

餅は餅屋に。自分が出来ない事は素直にプロの手に委ねて、自分自身も自分の生業で人に頼られる存在になれたら、それは高度に技術が発展した現代社会で生きていく上で、最高の人生かもしれない。
今日はそんな事に気づかされた一日だった。

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