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経営の本質

社会起点の目的のためにリソースを集め、チームを創って、エコシステムを創って、それを実現していくことが経営の本質であるとすれば、その対象とすべき範囲がもうひとつの「会社」を超えてしまっているのでしょう。

「会社」をどう変えるのかという議論の先に未来があるのではなく、「人間中心の社会」Society 5.0の時代においてどのように共感度の高い新しい目的(Will)が共創され、目的と意思を優先するチームが集い、オープンなエコシステムが形成され、目的が実現されていくのか、ということを考えると、自ずと未来の「経営」の姿、そのスコープと実態が見えてくるのではないでしょうか。

予測困難で課題の優先順位が目まぐるしく変わる時代において、意思を持つ人が集い、目的すらフレキシブルに変化させながら個社を超えて「経営」が行われていくようになると、それこそが企業中心でない「人間中心の社会」であり、レジリエンスの高い社会・事業・個人が実現していくということに他ならないと思います。