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1年後を思い描いて「今」を積み重ねていこう。

4月から2年生になった二男の担任となったのは、他校から着任した先生。

1年生の時の担任は長男が1・2年生の時の担任だったので、二男も小さいときから面識があったので、学校に通っていなくても、定期的に顔を合わせる際も緊張感なく自分から近況を伝えるなどしていて和やかな様子だった。

私や夫も長男の時から少しづつ、我が家の学校や学びに対するスタンスを伝えながら、先生との関係を積み重ねていたので、やりとりもスムーズに出来るようになっていたところでの、新年度。

担任が新しく着任した先生だと伝えると、二男は「また1からだね~。いや、K(兄)の事も知らないから、マイナスからだねぇ~。」と呟いた。

あはは…マイナスからって。

多少は引き継ぎらしきものもあるだろうが、基本的には二男の言うように、関係性をつくるのは、1からだ。

そんな中、懇談会が感染拡大の恐れから中止になり、資料なるものをいただいた。

「学級経営方針について」

経営方針????と読み進めると、

・自分から気持ちの良い挨拶ができる。

・人のために率先して働くことができる。

・周囲の人に感謝の気持ちを持つことができる。

・最後まであきらめずに頑張ることができる。

う~ん…これらの目標、大人でもできないこと沢山あるんじゃないかなぁ。
どれもこれも、自分がされてきた、不要な刷り込みが思い出されて、う~ん・・・と唸ってしまった。

こどもたちは、この目標を掲げられて、どう感じるんだろう?
そもそも学級目標は必要なのかなぁ?
〈学校の方針〉としては必要、なんだろうなぁ。

どうしてもクラス目標を立てる必要があるなら、子どもたちが自分たちで話し合う時間が必要になると思う。そこを省いてしまったら、誰のための、何のための目標か、まったくわからない気がする。

子どもたちの話し合いで、「毎日、なるべくみんなで楽しく過せるように工夫しようぜ!イエーイ!」なんて感じになったら、面白くなりそうだなぁ。

楽しく過ごせない出来事が起きたら、そのことを、また、それぞれだったり、みんなでだったり、考えていったら、それはそれで、また面白くなるんじゃないだろうか。

実は、目標をみんなで決めることよりも、そこに時間を費やすこと、そのものが、〈まなび〉だったりするんじゃないかなぁ・・・・。

我が家は学校に行かない選択をしている家庭でもあるので、ある意味では確かにマイナスからのスタートかもしれない。

まあ、どんな関係性も初めはゼロからのスタートだからと思っているので気負いはない。どんな風に関係性を積み重ねていけるかな~、とだけ考えている。

これから、先生との関係を積み重ねながら、このように考える先生の基盤にあるものを少しづつ感じとりながら、新たな関係を紡ごうと思っている。

たとえ、マイナスからの関係性だとしても、ゼロに近づけたらいい。

関係性には終わりがないのだから。

1年後、お互いをどう感じているかを楽しみにしようと思っている。

学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!