3匹のおおかみのおはなし。
眠る時間。
電気を消した暗闇。
どこからともなく、「今日は、おはなしある?」という声が聞こえてきます。
末娘が話すことも、二男が話すことも、長男が話すこともあります。
「今日は、お話ないよ」という日もあったり、末娘など、眠いとその問に対して黙秘し、3秒後には眠っています。
昨夜は、私が話し、長男が話し、最後に二男。
末娘は話の前に寝ていました。
この日は、私が、「3匹のうちのこぶた」の話をしたのをうけてか、二男が喜々としてお話を始めました。
「あるところに、おおかみが3匹いました。名前はどれも、がらがらどん、といいました。」
がらがらどん、ヤギじゃないんだね・・・。
「一番大きなおおかみのがらがらどんは、木の家に、二番目に大きなおおかみのがらがらどんは、ダンボールの家に、三番目のおおかみのがらがらどんは、ダンボールのお城に住んでいました。」
段ボールのお城・・・すごいね。なかなかの工作名人だな。
「雨がふって来ました。そこへ、悪い三匹のブタがやってきました。まずは、木の家へ。『おい、中にいれろ!』とブタがいいます。『ちゃんということ聞けるなら入れてもいいよ。』と大きなおおかみのがらがらどんが言います。『いうことなんか聞けるか!』『じゃあ、入れてあげられないよ!』といいました。」
ブタ、なかなか悪いね。
「すると、三匹のブタは怒って、扇風機で家を吹き飛ばしました。」
・・・息で吹き飛ばすんじゃなくて、扇風機使うんだ。文明の利器を活用しちゃうんだ。ブタ。
「一番大きなおおかみのがらがらどんは、段ボールの家に逃げ込みました。二番目に大きなおおかみのがらがらどんは、スープを作っていました。」
「悪いブタは、怒って屋根から煙突に入ろうとして、落っこちました。ブタが動かなくなったので、三匹のおおかみのがらがらどんは、作っていたスープでしゃぶしゃぶをして美味しくいただきました。おしまい。」
しゃぶしゃぶ?!
ブタ、捌いたんだね・・・・。
しかも、しゃぶしゃぶ用に薄めにスライス。
なかなかの技術をお持ちの様で・・・。
一番ちいさいおおかみのがらがらどんは、まったく登場しなかったのですが、段ボールのお城で爆睡中か、しゃぶしゃぶの匂いを嗅ぎつけて、鍋パーティーに参加していたか・・・おそらく後者かと思われます。
シュールな二男のお話を聞いた後、長男もいびきをかきながら、就寝。
二男も話きって満足し、就寝。
母は、頭の中で、お話の画を思い浮かべたら、実写で浮かんでしまい高校時代に、家庭科の授業で屠殺の映像を見たことを思い出し、リアル過ぎて眠れなくなりました・・・。
可愛らしい画に脳内変換しなくては・・・。
学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!