見出し画像

ついにアレ達成!岡田監督から学ぶこと

 また野球かい!ってツッコミが来そうですが、これを書かずしてどうしましょうか。阪神タイガース、ついに、なんと、18年ぶりに優勝しました!ありがとうございます!!
 いろんな方からお祝いの言葉をいただきました。懐かしい方からも「森崎さんを真っ先に思い出しました。おめでとうございます!」と連絡がきたり。私が何をしたわけでもないのですがね(笑)。

9月14日、新橋駅で号外入手

 「アレ」は野球ファンじゃない方にも浸透したかもしれませんね。優勝前日の朝日新聞にも、スポーツ面に「佐藤満塁弾「アレ」王手」、社会面に「阪神目前 踊る「アレ」」と、紙面に「アレ」があふれました。優勝後には「パインアメ」ならぬ「パインアレ」まで登場して即完売と、もうアレアレ祭り。

 この18年間で、今年こそ優勝かも!と思った年は何回かありました。そのたびに、裏切られ、打ちひしがれ…。そうこうしているうちに、調子が良くても「あかん、優勝は期待したらあかん」と自分を戒めるようになっていました。マジック点灯後も、阪神ファン以外は「今年は阪神やな」と口を揃えるも、多くの阪神ファンは「まだ分からんで」だったかと思います。

 今年はなぜ優勝できたのか。それはもう「アレ」の発起人、岡田監督の功績です。岡田監督はその18年前に監督として優勝を果たしましたが、私は正直、あまり好きではありませんでした。野手も投手も徹底的に固定、新しい若手が出てこない、いつも不機嫌そうで高圧的…。 
 
 今年の岡田監督は違いました。選手の固定は柔軟に、若手をうまく引き上げる、ベンチでパインアメなめて笑ってる…。口癖は「普通にやればいいんや」でした。「アレ」を使うのも、変なプレッシャーが選手にかからないためですね。選手と直接話すことは以前と変わらずあまりなかったようですが、「アレ」を含めてうまくメディアに発信し、ファンを含めて一歩一歩、「普通」に歩む空気感を作っていきました。岡田監督の一問一答を試合後に記事で読むのが楽しみでしょうがなかったです。

2023年の阪神は若手中心のチームだ。2005年の優勝時は、金本、赤星、今岡ら実績のあるタイトルホルダーが主軸を固め「任せて」野球ができた。だが、今回は違う。若手に経験を積ませ、勝負どころで強い選手に成長させるために、できるだけプレッシャーを取り除いてやることを意識するようになった。
 それが「普通」という岡田監督の言葉に象徴される野球だ。
 裏表のない人なので、試合後のコメントでは、選手を辛辣に評する機会も少なくはない。だが、結果論ではモノは言わない。そして「楽しむ」という言葉を多く発するようになった。

出典 本郷陽一/RONSPO

 18年前に優勝したときの岡田監督の年齢は47歳。今の私と一緒です。60歳を超えても「経験」を活かして自分の考え方、やり方を大きく「変化」させ、成果を出す。優勝の喜びだけでなく、これから生きていく上での勇気をもらいました。

 しかし私はなぜこんなにも阪神タイガースが好きなのでしょう。先日、聞かれたのですが、父が好きだったのでいつのまにか生活の一部に…という感じで、うまく答えられませんでした。何なんでしょうか、遺伝子に組み込まれている感じですかね(笑)。

 次に目指すは1985年以来、38年ぶりの日本一。もうあれこれ思わず、期待するしかないです。がんばれ阪神タイガース!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?