本来の役目 持ってしまう力
先日、ガソリンを入れに行くと1リッター160円代でした。
ちょっとびっくりしました。
他にもいろいろと値上がりしていて、少し生活に圧迫感が出てきましたよね。いろんな経済系の情報を見聞きしていると、あまり良いニュースが無くて、じわじわと日本は貧しい国になって行っている感じが否めません。
ただ、どんなことになろうと乗り越えていくしかないので、頑張りましょう。
私達は人生の多くの時間を費やし、労力を使ってお金を稼ぐことをしています。もちろんお金は必要ですし、大切なものです。でも、皆さんは、そもそもお金って何だろう?と思ったりしませんか。
そこで、改めてお金の歴史について勉強し直してみました。
遠い昔、私達の祖先は狩りをしたり、作物を作ったりして自給自足で暮らしていました。ただ、自分で賄えない物もあるため、やがてお互いの必要な物を交換し合う物々交換が始まります。でも、いつもお互いが欲しい物に上手く巡り合うわけではないので、一旦別の物に置き換えることを始めました。
この“別の物”がお金の概念の始まりです。
最初は、誰もが必要であろうお米や小麦に置き換えていたようですが、時間が経つと腐ったりするため、美しい貝殻や石などに変わっていき、やがて鉱山の発掘技術が進むにつれて、劣化しない金属製のものになっていったと言います。
この時点で紀元前6世紀頃です。
今でも使われている金属製のお金はこんなにも昔からあったんですね。
ここまでの歴史を辿ってみると、お金は、皆が協力して効率よく必要な物を得て生きていくための便利な道具として生まれたことが分かります。
ただ、同時にお金は別の顔も持つようになっていきます。
お金が物を媒介する役目を果たすためには、その価値は均一で、誰もが信用できるものじゃないといけません。いろんな人がお金を作れて、その品質がバラバラだと役目を果たさないのです。
そこで、信用度の高いその時代の国王や貴族などにお金を作る権利が集中し始めました。そして、どれだけお金を作るか、誰にどれだけ分配するかという権力が生まれ、お金は支配の道具にされてしまうという別の顔も持つようになるのです。
ざっとお金の歴史をおさらいしてみましたが、どうでしょう?
お金の本来の役目とお金が持ってしまう力。
私は、結局私達自身がお金とどう付き合っていくかがとても重要だと改めて感じました。
お金は飽くまでも道具。
心を乱されたりするものではないのです。
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