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#2) 開始終了時間を決めないスケジュール管理術

スケジュールや計画を立てて、その通りに実行するのって得意ですか?

僕はけっこう苦手です。

苦手なのでなんとか克服しようと思って、スケジュール管理やタスク管理をちゃんとできるように手帳術や時間術を勉強したりもしました。
その中で共通して勧められていたのが、見開きで一週間が表示されている手帳に起きてから寝るまでのスケジュールを書くこと。
週間バーチカルという形式の手帳では、見開きで7日間が横に並んでいて、1日は縦に朝から夜までが1時間刻みでスケジュールが書けるようになっています。
これに、何時から何時まで何をやるというのを一週間ごとに計画していくわけですね。
言ってみればGoogleカレンダーの週間表示のアナログ版です。

週間スケジュール計画

あらかじめキッチリ計画を立てて計画通りにものごとを進めるのが得意な人や好きな人にはハマるんでしょうけど、僕は最初に言った通りそういうことが苦手だったので、せっかくスケジュールを立てても計画通り進まず、そもそも手帳を開くということ自体が苦手だったりするので、終いにはせっかく書いたスケジュールを見返さずに閉じたままというまったくの労力の無駄遣いという結果に終わったのでした。

僕みたいなタイプにはきっとタスクシュートが合うんじゃないかなと思います。
なぜなら、タスクシュートではプランは作るけど開始時間と終了時間をきっちり決めないから。

開始時間と終了時間を決めないでどうスケジュールするんだというと、タスクシュートのプランではその日にやるタスクとその順番だけを決めます。
可能な限り見積もり時間も入れるとベターです。
1時間とか30分とかざっくりでもかまいません。
見積もり時間を入れておけば、1日でやり切れるタスク量なのかがわかりますし、見積もり時間通りに行けば何時ごろにどのタスクをやって、何時ごろまでに全部のタスクが終わるのかがわかるんですね。

タスクシュートのプラン

カレンダーに開始終了時間をきっちり決めて、その通りに進めようとするとどうなるかというと、スケジュールと時計を両方睨めっこしながら、次のタスクを何時から始めないといけないから、今のタスクを何時までに終わらせて……というふうに、常に次の予定のことを考えながら今のタスクを進めないといけません。
それってかなりストレスになりますし、何より今やっているタスクに集中できなくなりませんか?
次の予定のことはいったん考えずに、まずは今のタスクに集中する。
今のタスクが終わったらはじめてタスクシュートのプランを見て、次のタスクを確認して次にやるべきタスクに取りかかる。
こうすることで、他のことに気を取られることなく集中して良いパフォーマンスを出すことができるんです。

もう一ついいことは、タスクシュートのログです。
タスクシュートはタスクを開始したら開始時間を記録し、終わったら終了時間を記録して、これをログとして残していくというメソッドです。
タスクが終了したら終了時間を記入し、次のタスクの開始時間を記入するという作業をする必要があります。
Task Chute Cloudというツールを使うと、スタートボタンとストップボタンを押すという操作になりますが。

このログを取るという行為によって、タスクの進捗状況と次のタスクの確認を自動的に行うことになります。
つまり、時間をかけて書いたスケジュール帳を開くことなく計画を無駄にして終わるということがなくなったんですね。

僕と同じように、スケジュールをキッチリ立てても計画通り進めるのが苦手、手帳にスケジュールを書きっぱなしでけっきょく使えてない、という人はタスクシュートを試してみてはいかがでしょうか?

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