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2019.3.16(土)恋愛体質じゃない僕が恋する男を演じる

土曜日は昼間の予定がなくなったので、一日のんびり溜まった用事を片付けて、夕方から演劇教室のレッスンへ。

演劇教室の先生や同じクラスのレッスン生の仲間とは、Twitterでつながっているので、この日記をけっこうみんな読んでくれているらしい。
それで、以前に気になる人のことを書いていたのをドキドキしながら読んだと言われて、そんなこと書いたっけ? と思ったら、この記事のことでした。

たしかに、最近すごく気になっていて好きになってしまいそうな人だけれど、この「ちひろさん」は漫画の登場人物なのですよね。
そういうオチになるように書いたつもりだったんですけど、期待させてしまったみたいで……

「二次元かーい!」と突っ込まれました。

三次元の話じゃなくて、なんかすいません。
別に三次元の女性に興味がないというわけではないんですけど、恋愛体質でもないってこともたしかで、次元に関係なく恋愛感情を持つってことがほぼほぼないのです。

それが、前にも書いたけど、演劇教室の課題の台本でウェストサイドストーリーをやることになって、恋する男女を演じなければならなくなったわけだから大変ですよ。
演じる人の誰もがトニーとマリアやロミオとジュリエットのような、運命的な恋愛を経験したことがないのだから、同じような恋愛感情や恋愛経験が必要ではないことはわかります。
でも、その代替えとなる感情や、増幅して使えそうな感情を自分の中から探してくるのもまた難しいんです。
そんなの、どこにあるんだ? って。

もちろん、恋愛を扱った映画や小説やドラマを見て、登場人物の感情を想像して理解したり、追体験したりすることはできますよ。
できるけど、それができるのは映像やセリフや音楽や文章があって、その空気と流れに乗せられているからであって、そういうものもなしで空想で、借り物の感情で演じるというのはとても難しい。

恋愛っていったい何なんでしょうね?
つい数百年前までは、ただの貴族の趣味でしかなかった「恋愛」が、今では普通になって、誰もが恋愛するようになり、逆に恋愛しない方が異常という事態になっているわけで。
まあ、この資本主義消費社会で、恋愛をネタにおだてたり脅したりすると、いろいろとモノが売れるというのもあって、大々的に広告して、恋愛しないとダメだ、恋人がいないのは寂しい、モテないと愛されないと思い込ませたいというのもあるんでしょうけど。

最初に話に出てきた「ちひろさん」という漫画の中で、ちひろさんが恋愛をお酒にたとえていう場面があるんですね。

あたし恋で酔っぱらえない体質なのかもね。
お酒飲んでみんなが楽しそうだから、アルコールが体に合わない人が無理して飲んだらどうなる?
だったら無理に飲まなくていいじゃん。
お酒に酔えなくても、恋に酔えなくても、シラフで楽しいことしてりゃいいじゃん。

僕はこの価値観に完全同意なのですよね。

世の中のほぼ全員が酔っ払って騒いでいるなかで、何人かくらいはシラフで醒めていてもいいんじゃない?
みんな飲んで酔っ払って楽しんでるんだから、空気読んでお前も飲め! なんて、ダサい体育会系のようなことを言ってくる人は、幸い僕の周りにはいないので助かってますけど。

恋愛以外にも楽しいことは山ほどあるし、恋愛しなくても寂しくないし、恋愛している相手がいなくても愛されないわけじゃない。
恋愛しなければ、という呪縛って結構キツイと思うんだけど、どうなんだろう?
みんなよくやるよなと僕は醒めた目で勝手にそう思ってるんだけど。

さて、そうは言っても台本と役は変わらないので、なんとか役として酔ってみるしかないか。

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