【レースレポート】第1回新城ロードレース
■第1回新城ロードレース
開催日:9月8日(日)
開催場所:愛知県新城市内
スタート/フィニッシュ:桜淵県立自然公園
コース: 16km×10 周=160km
出走者:宇賀隆貴、鈴木道也、白尾雄大
愛知県新城市を舞台に、初めて開催された第1回新城ロードレース。
1周16kmを10周するレースで、コース前半には桧峠の上りが登場する。サンブレイブは宇賀、鈴木、白尾の3人で出走。キャプテンの吉岡は体調不良により欠場となった。数的不利の中、上手く立ち回ること、後手を踏まないことが重要なレースとなった。
レースはスタートからアタック合戦が繰り広げられ、1周目では、安原大貴選手(マトリックスパワータグ)と佐藤光選手(TeamCyclersSNEL)、2周目では元全日本チャンピオンの草場啓吾選手(愛三工業レーシングチーム)を含む4人の逃げができるがいずれも吸収される。3周目には追走が先頭を捕まえ約20人の逃げが完成されるが、こちらも吸収となりレースは振り出しに戻る。
すると4周目、宇賀が動く。「暑かったせいか意外と(周囲の)動きが鈍かった」と振り返る宇賀がアタック。それに反応した武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗(シマノレーシング)、孫崎大樹(KINAN Racing Team)とともに逃げを完成させた。しかし、有力選手による逃げを集団は許さず。再び1つになる。宇賀は、5周目でも再び仕掛け、一人逃げとしたが結局吸収となった。
決定的な動きが出来たのはその直後だった。桧峠の下りで12人の逃げができあがった。宮崎泰史選手、白川幸希選手、(ともにKINAN Racing Team)、花田聖誠選手、武山晃輔選手、沢田時選手(宇都宮ブリッツェン)、石上優大選手(愛三工業レーシングチーム)、阿曽圭佑選手(Sparkle Oita Racing Team)など強力なメンバーだ。
サンブレイブはこの先頭にメンバーを送り込めなかったが、宇賀が反応。ベンジャミン・ダイボール選手(ヴィクトワール広島)、孫崎大樹選手(KINAN Racing Team)などと協調し、先頭にジョインすることに成功した。
その後、先頭の中でもアタック合戦が繰り広げられるが、ここまで宇賀は脚を使っていたこともありドロップ。結局、数的有利でレースを展開した宇都宮ブリッツェンの沢田選手が勝利を手にした。
宇賀は1分33秒遅れの11位でフィニッシュ。また、鈴木はトラブルから復帰し完走。白尾はDNFとなった。
しかし、少数でのエントリーの中、できることをした。今回のレースの収穫、課題、悔しさを糧に、チームは今月22日、23日に行われる南魚沼のレースに臨む。
宇賀選手コメント
「暑かったせいか意外と(集団の)動きが鈍く、ペースを上げたところ4人の逃げが決まった。ただ、その3人もきつそうな状況だった。集団に追いつかれてもう一度、抜け出したところ一人に。その時は、なるべく脚を使わないように走っていた。その後、追いつかれ、(10人以上の逃げは)気が付いたら決まっていた。(追走しようとしたが)やはりみんな動きが鈍く、その中で活発に動いていたのは、ダイボール選手やトマ・ルバ選手、孫崎さんぐらいだった。
その後、追いつき脚をためたかったが、KINAN は4人、ブリッツェンは3人も入っていた。残り2周の時点では脚も攣っている状況。ただ、ゴールスプリントになればチャンスがあるかもしれない、トップ5、あわよくば表彰台に登れればとも思っていた。
(その狙いをもって)下りで追いつこうと思ったが、石を踏みスローパンクでコーナーを攻めきれず結局ちぎれてしまった。余計に脚を使ったことは自覚しているが、それがあっても表彰台には乗りたかった。めちゃくちゃ悔しいです。南魚沼で頑張ります。調子もそこまで上がり切っているわけではないので、もう一段階あがると思う」
■リザルト
1位 沢田時(宇都宮ブリッツェン)3:53:12
2位 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+0:00
3位 阿曽圭佑(Sparkle Oita Racing Team)+0:00
11位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+1:33
40位 鈴木道也(さいたま佐渡サンブレイブ)+10:51
DNF 白尾雄大(さいたま佐渡サンブレイブ)