【レースレポート】2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース
■2024山陽建設佐木島ロードレース
開催日:7月27日(土)
会場:広島県三原市鷺浦町 公道特設コース
コース: 10.5km×11 周=115.5km
出走者:吉岡直哉、宇賀隆貴、鈴木道也、小泉響貴
レースの舞台は、広島県三原市にある佐木島。会場へはフェリーで向かう。1周回の10.5kmは、島をぐるりと周るようなコースレイアウトで、前半と後半に上りが登場する。それ以外は比較的平坦基調だ。
全日本選手権以来、約1か月ぶりとなる今回のレース。体調不良で出場できなかった吉岡の復帰戦ともなった。
スタート後は各選手がアタックし、2周目に約20人の逃げが完成する。この逃げにサンブレイブからは吉岡のみが乗っている状況だったが、宇賀がジョインに成功。チームにとって非常によい展開になる。
次にサンブレイブ勢が動いたのは3周目だった。3周目完了時に設定された周回賞をとるため、宇賀と吉岡を含む3人が先行。数的優位の状況で宇賀がトップで3周目を完了、ポディウムを獲得した。
その後、先頭からアタックをする選手もいたものの決定的な動きとはならず、プロトンは周回を重ねていく。先頭集団から優勝者が出る展開が濃厚となっていた。
レース終盤の10周目、先頭から阿部嵩之選手(ヴェロリアン松山)が、単独アタックで先行。この動きに、宇賀と石原悠希選手(シマノレーシング)が追走する一方、吉岡がメカトラでレースを降りてしまった。ただ宇賀は吉岡がレースを降りたことを知らず。宇賀のアタックは吉岡がいる前提での動きだったため苦しい展開を強いられる。結局、阿部選手に追いつくことはできなかった。
阿部選手の動きをきっかけに、先頭集団はサバイバルな展開になる。逃げ集団から阿部選手を追いかけ、中井唯晶(シマノレーシング)選手、小野寺玲選手(ヴィクトワール広島)、津留崚選手(CIEL BLEU KANOYA)、阿見寺俊哉(弱虫ペダル サイクリングチーム)、さらに石原悠希選手(シマノレーシング)選手、阿曽圭佑選手(Sparkle Oita Racing Team)が追いつき8人の先頭に。最後の上りで中井選手がアタックし、フィニッシュラインをトップで通過した。
サンブレイブのトップは宇賀の13位。しかし、周回賞を獲得し、サンブレイブというチームを多くの人にアピールできたことは、大きな価値がある。
宇賀選手コメント
「すごく調子が悪く、気が付いたら逃げ集団が出来てしまっていた。追いつくのは厳しいかもしれないと思ったがアタックしたところ、結果的に3人ぐらいで追いつくことができた。周回賞に関しては、絶対に表彰台がほしいと思い獲り、そこからは脚をためて走った。しかし、吉岡さんがメカトラに見舞われ、(宇賀選手が)アタックしコミュニケーションが取れない時に、(吉岡選手が)レース降りてしまっていた。そのことを先に知っていたら、もう少し抑えて走っていたと思う。残念な走りになってしまった。ただ、明日も頑張ります」
■リザルト
1位 中井唯晶(シマノレーシング)2:40:17
2位 石原悠希(シマノレーシング)+0:10
3位 小野寺玲(ヴィクトワール広島)+0:10
13位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+1:28
24位 小泉響貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+2:25
60位 鈴木道也(さいたま佐渡サンブレイブ)+10:04
DNF 吉岡 直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)
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