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【レースレポート】東日本ロードクラシックDAY-1

■JBCF 第58回東日本ロードクラシックDAY1
会場:群馬サイクルスポーツセンター
開催日:4月20日(土)
コース: 6.0km×25周=150km
出走者:吉岡直哉、鈴木道也、宇賀隆貴、重田倫一郎、白尾雄大

群馬2連戦の初日は1周6kmのサーキットコースを計25周、150kmで争われた。サーキットは、スタート後、わずかに上った後、2kmほど下り、そこからは上り基調。5km手前に設定された心臓破りの坂をクリアしてフィニッシュする。

チャレンジサイクルロードレースで勝ったサンブレイブにとって、この日は連勝を狙う一戦となった。

レースはスタート後から、アタック合戦の応酬。逃げては吸収が繰り返される。また、2周目では、落車が発生。重田が遅れたほか吉岡も自転車交換を余儀なくされた。

周回を重ねても決定的な動きは生まれず、逃げができたのは5周目だった。メンバーは、岡本隼選手、草場啓吾選手(ともに愛三工業レーシングチーム)、今村駿介選手、山本哲央選手(ともにTEAM BRIDGESTONE Cycling)、トリビオ ホセ ビセンテ選手(マトリックスパワータグ)など8人。強力な逃げが完成される。


その後、レースは逃げ集団とメイン集団の構図で推移。タイム差は、1分程でコントロールされ、ようやく落ち着いた展開となる。ただ、序盤からのペースの速さも少なからず影響したか、重田は4周、鈴木は16周、白尾は17周でドロップ。吉岡と宇賀がメイン集団に残る形となった。

鈴木道也
白尾雄大

8人の逃げから数名がドロップするものの、逃げとメイン集団の形でレースは進行。動きがでたのは21周目だった。メイン集団のペースアップにより逃げがつかまり、カウンターで吉岡、金子宗平選手(群馬グリフィンレーシングチーム)、渡辺一気選手(京都産業大学)、當原隼人選手(愛三工業レーシングチーム)が飛び出す。さらに、金子選手と渡辺選手はその集団からも抜け出し2人で先行、吉岡、當原選手がドロップする。

吉岡直哉

だが、吉岡は諦めなかった。後ろから追いついてきた河野翔輝選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と協調。追走集団となり先頭の2人を追いかける。しかし、最終的につかまえることはできず、最終周回を前にメイン集団に吸収されレースを降りた。サンブレイブは、宇賀のスプリントに掛け上位フィニッシュを狙う。

宇賀隆貴


一方、先頭にいた金子選手は、最終周回手前に単独でアタック。力強い走りで独走態勢に持ち込み、そのままフィニッシュラインを通過。勝利を飾った。

そして、集団はスプリント勝負へ。この争いに、宇賀が挑み9位フィニッシュ。単騎でのスプリントとなったが、上手く立ち回りシングルリザルトを確保した。


吉岡直哉コメント
「チャレンジロードレースの優勝から調子を崩してしまったが、チームのためにできることを考えていた。自分自身も積極的に動きたかったので調子をみながら動ける範囲で、より前で動こうと決めてスタートした。序盤の落車で自転車を交換したこともあり、前半の逃げにはタイミング的に乗れなかった。後半の逃げ(優勝した金子選手を含む逃げ)にはなんとか乗れたものの、調子が悪くちぎれてしまった。ただ、宇賀が最後にスプリントに絡んでくれて、チームとして最低限やらなければいけないことはできたと思う」

宇賀隆貴コメント
「僕がスプリントを目指して、吉岡さんに動いてもらう作戦だった。正直、展開はみられていなかったので、吉岡さんが逃げたことに気が付かなかった。(吉岡が逃げから)戻ってきた時にアイコンタクトでコミュニケーションを取り、「スプリントを頑張ります」とメッセージを送った。残り2周、ペースが速く単騎での位置取りで脚を使ってしまい、ラストで飛び出した選手に追いつけなかったのが悔しかったが、目標にしていたトップ10位内、9位は悪くないと思うのでよかった。明日も頑張ります」


■リザルト
1位 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)3:37:54
2位 AGROTIS Alexand(マトリックスパワータグ)+0:33
3位 マンセボ フランシスコ(マトリックスパワータグ)+0:33
9位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+0:35
DNF 吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)
DNF 白尾雄大(さいたま佐渡サンブレイブ)
DNF 鈴木道也(さいたま佐渡サンブレイブ)
DNF 重田倫一郎(さいたま佐渡サンブレイブ)




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