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「写真のリハビリ」始めました。

 もう長いこと仕事で写真を撮ってきた。
 依頼があることで、今まで行けなかった場所、普通なら話す機会もない人と出会い、その経験が僕にプライベートな作品を作る助けになっていたように思う。
 
 でも、仕事の写真を撮れば撮るだけ、手垢のようなものがついてきている気がしてならなかった。

 「手垢」について別の言い方をすると、
「他人の価値観による上手な写真」
 
なのかもしれない。

 写真のリハビリとは、写真をうまく撮ることではなくて、20年近くの間にこびりついてしまった手垢から自分の写真を開放するための挑戦だ。

そんなふうに思ってます。


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