見出し画像

財布は持たない方が身体にも社会にも良いと思う理由

財布を持たなくなってから3年くらいになる。

僕は以前から気付くと物が増えてしまうマキシマムリストでミニマリストからは程遠かった。
ただ、ある時”LESS IS MORE”というドイツ出身建築家のミース・ファン・デル・ローエが遺したこの言葉を知って身の回りの物を無くし必要な物や好きな物だけに囲まれる生活スタイルを選んだ。

この言葉の意味は「少ない方が豊かである」という意味だ。
真っ先に実践したのは財布だった。他の物についてはまた別の機会にコラムを書きたいと思う。

今僕は外出する時に持ち歩くのはこのコラムを書くのにも使ってるこのiPhone1台だ。鍵もスマートロックにしているので持ち歩かずiPhoneで完結出来てしまう。最高な時代だ。

財布を持たず困らないのかと聞かれる事がよくあるが結論から言うと全くない。むしろ身体にも社会にも良いとさえ思ってる。
その理由はまず身体から、財布を持ち歩かないと基本的に入れる飲食店が限られる。特に老舗のお店やラーメン屋、カレー屋といった所は体感9割はキャッシュレス決済を導入していないのでまず入れない。だから空腹で何となく目の前にあったラーメン屋に入ろうみたいな感覚がなくなり、暴飲暴食が出来なくなる。
欲を強制する事が出来るのでこれ以上に良い方法はない。お金があると使ってしまうという人には是非実践してみて欲しい。

2つ目の社会にとって良いと思うのはその決済スピードにある。
「お会計970円です」と言われた時にお札と小銭で1,020円を払って50円のお釣りを貰うといった事やぴったり支払うのに財布の小銭をジャラジャラしようとすると数十秒は掛かる。

嫌われるのを覚悟で言うと、
仮に1日100人レジ対応をしてお会計の小銭処理で1人10秒掛かるとする。そうすると、
10秒×100人÷60=約16分/日をレジに費やす事になる。
20日勤務とすると、
16分×20日÷60=約5.5時間
1ヶ月5.5時間 1年間66.6時間になる。
時給1,000円で考えると
5,500円/月 66,600円/年で
大手コンビニのように全国に2万店舗あるところだとレジの小銭処理が年間13億円ほどに上る。
時間の観点から本当に勿体ないと思っている。これだけの資金があれば従業員の福利厚生改善や事業投資も行えるんではないかと思う。
だからキャッシュレスの無人化レジみたいなのが全国的にもっと普及して欲しい。

2020年開業の山手線新駅「高輪ゲートウェイ」にあるTTG(TOUCH TO GO)は画期的で感動した。
UNIQLOで服を買う時にカゴに商品を置いた時に自動で読み取られるRFIDと少し似ている。
これが社会にも良いと思う理由だ。

写真に載せたのは僕の財布。
どうしても食べたいラーメン屋に行く時やクリニックに行く時などに持ち歩いている。マネークリップ的な物でカードと身分証、お札が収納できる優れ物だ。
皮素材のノーブランドで10代の時に背伸びして愛用してたDIESELの長財布より気に入ってる。

LESS IS MORE
少ない方が豊かだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?