雑感。~第6節~vsジェフ千葉


千葉といえばハイライン! そんな時代はとっくに去ったものの、(私は)何となくその絵がちらついてしまう。ヴェルディは先日の甲府戦で勝ち、過密スケジュールを連勝で乗り越えたいところ。


前半

442でエンゲージを下げ、リトリートぎみの千葉に対して、CBがボールを運びつつジョエル、井出、藤本の立ち位置で優位に立つ我が軍。三者ともギャップ(死語?)に入って受けられる体勢にあることで、ビルドアップに大きく貢献していました。

また、再開後の定番であるHVからのサイドチェンジも印象的でした。

前半は割かしテンポが速めな一方で、ボックス内にいい形でボールを送り込む回数が少なく、ラスト1/3の攻略は十分とは言えませんでした。

後半

ヴェルディの選手交代はゲームコントロールとターンオーバーが目的でしょうか。寛也をワイドに置くなどして、アグレッシブさは保ちつつもゲームをコントロールをしたい考えがあったのではないか?と思いました。

千葉が前から来るのは予想できたので、オープン大会は避けたかったかもしれません。とはいえ、千葉も前半ほどは蹴り込んでこなかったし、ヴェルディもアグレッシブさ全開だったのでもしかしたら、ターンオーバー以上の意味合いはないかもですが‥‥。

試合はセットプレー絡みで同点にされてしまったものの、端戸のドッピエッタで勝ちをおさめることができました。


その他

・マテウスは守備範囲広くて良いですわ。手を使えるGKが最も高い位置のボールを触れるわけで、GKが守備範囲広いとクロスの質次第ではエリアギリギリでも獲ってくれるし。飛び出しも結構いいタイミングだと思います。こんなGKがいるとDFは本当に助かります(経験上)。

・(ここ数試合のように)仕込んだことが表現でき、かつ結果を伴うと自信にも繋がりますし、既視感からピッチ上での解決策が早期に発見できるようになるのではないかと考えます("目"が良くなるというか)。

・とはいえ成功体験から解決策を探そうとすると、眼前の相手を見る、という事を疎かにしてしまう可能性もあるかもしれません。その結果、”繋ぎ倒す”になってしまったり、あるいはGoTo端戸(山下)キャンペーンになってしまったりするので怖い部分もあるといえばあります。

・アトさんの指摘にもあったけれど、あまりにも仕込み(だけで試合進行)が上手く行ってる感じはあって「狙いどおり出来ちゃった」感が時たま感じられなくもない。うまく行かないことに慣れすぎてるからですかね、考えすぎか?

・上にも書きましたが、後半の選手交代はオープンを避けつつ「いつでも攻められるぞ」という怖さを相手に与えながら試合を進めたいのだろうと思っていまして。「ボール保持70%」を根拠としているのですが。

仮定が正しいという前提で話を進めると、

千葉戦の後半では、後方で回している時に相手の陣形をもっと崩したかった、リサイクルパスの頻度を上げても良いとすら考えているかもしれません、監督は。

そしてそれは守備的、という事ではなく以下の記事にある「圧倒して勝つ」≒「相手に何もさせない」という解釈をもって攻撃的(抑圧的)と判断したらいいのかな?

つまり攻撃的なイメージの永井さん、実は考え方は”守備的”なんじゃないの?という私の思いつき。



前半と後半の感想はどうでもいいです(笑)
ゲーム分析はtadさんやコストロスさんのレポートをよく読んでください。