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Photo by
take_kuroki
【散文詩】きょうのもよう
特急に乗って
猫から離れないハムスターを見て
涙がこぼれる回数を数えようとしても
コーヒーカップの揺らぎに負ける
どうしようもなく泥の中にいて
AIにはできないであろう愛嬌を習得するすべを探している
どうしようもなく虚無のなかの
虚なのか無なのかもわからなくなるのだけれど
アナログな回線をまとって金魚が散歩して
ウサギが飛び跳ねる夢を見た
飛び起きたのは漆黒の朝
即時型アレルギーの末端に位置する地球儀
荒れ狂う波にバスタブが浮かんでいる
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