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プラモデルサボり部 2色の缶で世界を変えよう。

  まるで最近の株価の用に乱高下するプラモデルへのモチベーション。しかしモチベーションが低いまま、プラモデルから遠ざかってしまうのは勿体ないと、平日の仕事終わりや学校終わりにサクッと仕上げる方法を研究する謎の部活動である。

プラモデルの醍醐味とは

  プラモデルを作っていて一番楽しい瞬間を一つだけ挙げるとすれば、「プラスチックのモデルが、プラスチックではなくなる瞬間」がスナガガは一番好きだ。楽しさには様々な形があるとはいえ、賛同してくださる方は多いはず。バラバラに塗装したパーツたちを組み立てる瞬間、ウェザリングで徹底的に汚して現実の使用感出しているとき、キャンディ塗装で新車のような輝きを出すなど、在り方は様々だけど、どれも最高に楽しい瞬間だ。 

 今回はそんな最高の瞬間たった二缶の缶スプレーで味わおうという都合のいいお話である。

錆色とザク色のマリアージュ

 今回使う二缶の缶スプレーというのが、クレオスさんのオキサイドレッドサーフェイサーと、同じくクレオスさんのガンダムカラー MSグリーン。オキサイドレッドとは所謂「錆色」で、MSグリーンというのは所謂「ザクの色」である。


  下地にオキサイドレッドをしっかりと、吹きかけて、下地が透けるようにMSグリーンを吹いていくことで、角張ったところに錆色を残し、プラモデルを錆びた金属の塊に変えてしまおうという作戦だ。
 

実験台のなっちんさん

  今回作製に使ったのは『ちょいプラ』代表ともいえる『陸上自衛隊07式 [Ⅰ型] 戦車 通称なっちん』。今回の趣旨に沿った、いい感じの角張り感とプラモデルをサボるにはちょうどいいサイズ感。実際組み立て10分、サーフェイサー吹きかけ10分、塗装10分、の合計3日間で終わってしまった。平日の忙しい時を誤魔化すにはピッタリのプラモデルだ。

  そして完成したのがこちらの『なっちん』だ。MSグリーンの隠蔽力が丁度よく、それほど意識しなくてもオキサイドレッドが透けて見えるように塗装できました。きっとこの『なっちん』はプラスチック製ではなく、なにか金属でできた錆びかけの合金製に変身させることができたのではないでしょうか!?

 

お色直しはウェザリングマスターで

  MSグリーンが比較的明るい緑なので、ここからウェザリングをかけても映える色になっている。錆をさらに酸化させるのも良し、全体を汚すのも良し、最後の仕上げを楽しもう。スナガガはオキサイドレッドをさらに強調して、控えめに仕上げてみました。みなさんも忙しい時は、こんな感じにプラモデルをサボってみるのは如何だろうか?


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