詩|うめようめよ
うめようめよ
春を先取りして咲く花よ
桜に主役とられる日まで
強く凛々しくさいていけ
うめようめよ
悲しい思い出 辛い気持ち
冷たい土にうめましょう
夏待つセミの幼虫よ
悲しくさせてごめんなさい
うめようめよ
油濃いものしょっぱいもの
体に悪くてかまわない
胃袋うめてしまいなさい
そのうちふと気づくから
食欲スコップ止まる日を
うめようめよ
リズムと言葉でうめつくそう
脳みそが余計なよそ見をしないよに
自分にうそをつかないように
あなたを思い出さないように
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