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酸素供給の際に注意する事 前編

ここに記載している内容は個人的な経験に基づいた内容です。
この情報だけを鵜呑みにせず、あくまで選択肢の1つとしてお考え下さい。

結論は次回になりますが、先に記載しておきます。
酸素室を使用する際、酸素濃度を高めるために密閉された空間に酸素を供給する事になります。すると、想像以上に温度が下がり、それがスナネズミの体力を奪うという事が発生します。

そのため、①温度計(ログが残せるタイプ)、②酸素濃度計、③温度を下げないためのホットカーペットなどを必ず準備してください。

酸素供給という選択肢

スナネズミの寿命は一般的に3-5年と言われています。人間と同じように高齢になるほど各主要器官に不調が生じる様になるのは避けられない現実です。

薬で緩和できる症状がある一方、薬だけでは十分でない可能性もあり得ます。その最たるものが呼吸です。

例えば、呼吸が苦しいと食欲が減退し、結果として十分な栄養を取ることが出来なくなり体力が落ちていくという負の連鎖が発生します。

そのため、肺に水がたまるなどした場合、薬だけではなく能動的に酸素を供給することによりスナネズミの負荷を減らせる事が期待できます。

上記から冒頭の酸素供給が選択肢に上がってきます。

酸素供給方法

スナネズミに酸素を供給する方法は大きく2つ考えられます。

①酸素缶による供給
②酸素ジェネレーター(発生器)による供給

①酸素ボンベによる供給

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酸素缶のメリット
・Amazonやドラッグストアなどで手軽に買える
・病院などの出先で酸素供給を行える
・即、高濃度酸素を供給できる
・室温が下がらない

酸素缶のデメリット
・なくなるのが早い
・ストックのため場所をとる
・高額(10本セットで7000円くらい)
・酸素濃度を維持することが困難

②酸素ジェネレーターによる供給

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酸素ジェネレーターのメリット
・24時間365日、電源さえあれば酸素を供給出来る
・一定濃度の酸素を安定供給できる

酸素ジェネレーターのデメリット
・室温が下がる
・駆動音がかなりある
・振動がかなりある
・高額(下記URLに具体的な金額が記載してあります)

酸素室構築例

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次回は酸素室構築のために必要なものと注意点を記載します。


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