私には価値がある (I'M WORTH IT) ~その②~
今日は一日、概念実証のプロジェクトの話を外人上司としていて、チームのその他の連中にコレを連携するのが大変だった。見損なっていた方の偏見の塊上司が昨日、私に会いに来た。エンジニア女史に
「あと半月だ」、
と話したばかりだったので、その事に彼女が触れて、彼も話をしに来たのだろう。昨日は結構普通のムードだった。
あと15日で私の契約が終わるとあって、この人もなるたけ引継ぎみたいなことが必要と思ったのであろう。ハッキリ言って、今、いなくなられたら困る、と思っているだろう。私の後継をする人はだいたい私の仕事を半分もできないので、なかなか選ぶのに苦労する、と或る派遣事業所の方に言われた。私は幅が広く色々な事が出来るので、後継を選ぶのに間違えると苦労するだろう。
「ちなみに、俺は簡単に選べると思ってねえし。まだ、後任、きまってねぇし」、
と上司が一言。ちょっと後悔したみたいね〜、早めに決めちゃった契約満了。
この方の事実上の上司で外人本部長は何故か私を贔屓していて、会議では私が彼の専属通訳だ。とても息が合う私を、それは大切にしてくれている。やる事なす事、私がすると矢鱈と褒める。私が英語が流暢である分、彼は私が言葉をさりげなく使い分けしている事を充分承知している。彼は、私の価値を充分承知している。
彼に自分のチケット(問合せ)をエスカレした際に、口語英語で書かずに、正式の報告書英語で認(したため)たのが、彼の気に入りになった理由だろう。
言葉はあとに残るものなので、英語も処理には気をつけねばならない。
背景情報、発象は初めてか、過去に何かあったのか。事象詳細、トラブルシューティング各種は、何をとうしてとうなったのか。何処と何と誰にエスカレしたのか。
尽きない詳しい話を端的にポイントつけて書いたのが、読み手の彼には至極嬉しかったらしい。
「HELLO DEAR」(こんにちは、可愛い人)
「I READ THE EMAIL ESCALATION. WELL DONE. I WILL LOOK INTO YOUR TICKET THIS MORNING.」(君のエスカレのメールを読んだよ、よく出来ていた。朝のうちにチケットを片づけてあげよう)
上司から
「可愛い人」
と呼ばれた事ってないので👀💦、
この方、ツルッパゲではあるが、若い兄ちゃんで何処かのアクション俳優に似ている。この言葉遣いはとても好意を持たれているらしい。
どちらかと言うとあちらの方が若いので(私はオバチャンだし(笑)、本人は全く分かっていないと思うが) 若い大兄さんて感じかしら。ただ、この人はフェアだし、きちんとした上司だ。私はこの人の判断や情報読み込み方法を、大変尊敬している。
丁度、自分の価値って何なのだろうと考えているところだった。
今日の概念実証検証の件について、チームの為に旨く働いていないシステムをどう監視すべきか、と言うディスカッションを外人上司としていて、技術的知識は上がっているなと明確に感じた。彼も専門知識を教えてくださってとてもいい方だと思う。
改修工事のチームにPoC(概念実証)について解説して伝達した際、今まで、頑張って来た仕事が意味を成してくれているのだと感じた。同時に、私が矢鱈と馬鹿にされていた連中から凄く尊敬されて、少し、気が楽になった。
蔭口利いていた工事担当の連中からは、分からない英語から専門的なことまでフォローしてもらえるのだ、と便利に感じたようだが、いざ、自分の価値は本当に上がっているか、と自分でも考えた。
専門的な内容の説明となると、くどくど性質の日本人ボスも何も言ってこない。それはOKの印か。
愛する😍好き彼😍に、無言のまま、事実上フラれた際に、彼は、私と事前に話をするべきだったのをせずに、電話と自分の世界から100%私を閉め出す事で「去る」事にした。
私を無視しただけでなく、彼は私には何でも許されるだろうと思って、やったのだろう。無視していれば、電話やメッセージは止まるだろう、と。
その際に、口に出さずに無視だけする事が、如何に私を馬鹿にした態度で、意味の分からない私が、彼が急病にでもなったかと本当に心配したり泣き続けたことなど、彼には馬鹿馬鹿しいことなのだ。考えてみると、書く事は記録に残るから、だからこそ彼は私を無視するだけにしたのか。酷い奴なだけでなく、男らしくなくて卑怯者みたいに聴こえる。
無関心、無神経、罰当たりな彼には分かっていないけど、彼の凡そ優柔不断な男らしくない態度は、私が彼にメッセージを書きすぎただけでなく返事を待ってしまった理由にもなった。
彼が先に
「俺はそう返事書かねえぞ、お前なんかに興味ねえし」、
と私に言っておけば良かったのに、適当に言わないで知らん顔し、終いには3ヶ月の長い間、無視した、もしくはブロックした、と思っている。
大体、前に会った際、話していた内容や態度から随分違う、何、これ、と思ったものだ。
彼には解らないだろう。彼が如何に私の自尊心をなくしたか。無視される事は辛い事だ。
超能力者じゃあるまいし、私には彼の心は読めない。あの人は私がその位、分かっでいないと駄目、なんて、都合宜しく考えてるのだろう。
あの人はいつも私を見下している。元上司だしね。仕方ないか。こんな事、彼が読んだら、彼はホントに怒り出して、私はどんなに叱られるだろう。でも、無視されっぱなしよりマシなのかも知れない。彼は私を無視する事で私の価値を無視しただけでなく、私の尊厳を無視したんだ。そして、そんな男を私は愛してるんだ。どうしてだろう。
最近、適当にその他大勢の男性から好かれていたり、告られたり、興味持たれている事を発見した。ふん、私も捨てたものじゃないのかも、と考えた。
私の好きな人にはソレが見えないのかも知れない。私が彼に100%惚れ込んでいるから、
『彼を「増長」させたのだ』
と、友達は言う。惚れる者の弱味で彼には冷たく出来ないところが私にはある。彼の事、好きだからなのか、何故か、私には凄く彼には抵抗出来ない部分がある。
自分の価値って何なのだろう。
私には彼を怖がらせるような
「価値」
が無いから、彼が私を馬鹿にして小さく見ているのだろうか。
「価値」
って何処から見えるのだろうか。
一番認めてほしかった彼から、私は放り出されて無視されたんだ。
…私はあなたを愛していたのに、酷いよ。
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